仲良くならなきゃね (ページ9)

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2日目の朝は眠い中ラジオ体操をさせられて

また配られた朝食を食べて

森の中で体験出来るアスレチックみたいな所に行った

それで夜は施設で出してくれるご飯を食べて

キャンプファイヤーをやった後、肝試しが始まった

これは班で回るらしいんだけど

さっきからユリがロンジュナの肩をがっしり掴んで盾にするように歩いてんのに

先頭を行くロンジュナも怖そうなのがまた面白い

そんな光景を後ろから見ながら進んでたら

「怖くないの？」てヘチャンに話しかけられた

『ちょっと怖いけど、前があれだけ怖がってたら大丈夫』

HC「ユリはびびりすぎだからㅎ」

『それはちょっとあるねㅎ でもそこが可愛いじゃん』

HC「え、なに。俺にユリ売り込む気？ㅎ」

『え、そんなのは考えてなかったかったけど、もしかして、え、そういうことだったの？』

私と仲良くしたいって言ったのも

親友のユリの情報を聞きやすくするため？

あー、なるほどね！やっと納得できたわって思ってたら

HC「全然違うんだけど？」

『あ、違うの？なんだ違うのか』

HC「もし俺が仮にユリを好きだとして、この状況普通は耐えられないだろㅎ」

『あ、それもそうか。全然平気そうだもんねㅎ』

HC「だろ？だからそれは違う」

ユリのことを好きではないらしく

私の中でまた話しが振り出しに戻ってしまった

RJ「わぁっ！」

YR「キャッ！なにっ！なんなのっ！もー、やーだー！！！」

RJ「だって急に猫出てきたからㅎ」

YR「まじでお化け以外に驚かないでよ！ㅎ」

そんなやり取りを見ながら、猫？なんて思ってたら

急に暗闇の中に光る目と目が合って

びびって咄嗟にヘチャンの腕を掴んでしまった

HC「ふっ、大丈夫？」

『ごめん。普通に猫だった』

そう言って、手を話そうとしたら

そのままその手をつかまれて、ギュッて繋がれた

『え、』

HC「暗いからわかんないよ。俺らがこうしてても」

『いや、』

HC「びびってたくせに」

『それはっ、そうだけど』

HC「終わりそうになったらちゃんと離してあげるから」

そう言って、手が離れないように指まで絡めてきて

いわゆる、恋人繋ぎをされたまま

本当に明るくなるギリギリまで手が離されることは無かった

でも、ちょっとだけ怖さが軽減したのは秘密にしとこう

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