仲良くならなきゃね (ページ42)

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MN「あ、でもジェノくんから頼まれたわけじゃなくて、Aちゃんのことがずっと好き、っていう話を聞いただけね？」

『あー、なるほど』

MN「あまりにも可哀想だったからさー。ジェノくん、Aちゃんのこと小学校の時から好きみたいだよ？」

『小学校、え、』

MN「長いよねー。で、うじうじしてたらヘチャンくんに取られちゃってさー。あーあ、情けない」

そう言いながら、アイスティーのストローを回して

「でも、」て続けた

MN「そんなに長く思えるのもすごいなって」

『まあ、そうだね』

MN「で、そんなに思ってくれてる人がいたのに、他に行く女の顔が見てみたいと思ってさ」

『あー、それが私ってこと』

MN「うん。でもさ、私カップルとかをいざこざにさせるの得意なんだけど、ここは無理そうだね」

まあ、そんな話を淡々と喋ってくれたんだけど

結局はジェノのためだったって話だよね？

なら、別に悪い子でもないのかな

こんなこと言ったらドンヒョクに怒られそうだけどね

で、まあ意地悪してごめんねってなんか謝られて

別にそこまで被害はなかったけど許すことにして

そこから解散するのもあれだからって

ケーキを食べながら各々の学校の話をしてたんだけど

HC「なぁ、お前Aに何もしてないよな？」

JN「なんで会ってんの？」

MN「おー、怖いね2人して」

『全然大丈夫だから、とりあえず座れば？』

そう、2人は勢いよく席にやってきてミランさんに詰め寄るから

多分、改札から私たちの姿を見てやってきたんだろう

『2人でお話してケーキ食べてただけだよ？』

HC「ほんとに何にもないのね？」

『うん。ミランさんにＳ高のこと聞いてたの』

JN「そうなの？」

MN「AちゃんもＳ高来ればよかったのにね」

HC「だよな？って、俺なんでこいつに共感してんの？」

『ふふ、まあいいじゃん？ケーキ食べる？』

HC「あ、うん (あーんされる)」

『……、これ美味しくない？』

HC「うまっ、」

『でしょ？』

ケーキでドンヒョクの気を紛らわせて

ミランさんへの対抗心をなんとか沈めた

でも、そっか

今更だけど、ジェノって私のこと好きでいてくれたんだね

ありがたいけど、私は知らないフリをするね

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