過ち（HC） ページ39
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HC said
YR「は？ジェノあの子と付き合ってんの？」
「うん。まあ、なんかしら事情があるんだろうけど」
RJ「どんな事情だよ」
「知らん。俺も意味わなんないし」
YR「ねぇ、それでAはなんもされてないんだよね？」
「まあ、何かをされたわけじゃないけど、空気は最悪だったよ」
YR「Aが何もされてないならいいんだけど」
RJ「ジェミナもなんで黙ってんだろうな」
お昼休みに、昨日のカフェでの話を2人にしてたら
ジェノとジェミナが購買から帰ってきた
YR「あれ？今日お昼なんも買わなかったの？」
JM「ジェノは食欲無いみたい」
YR「そうなの？大丈夫？」
JN「うん。大丈夫」
そういう割には全然元気ないな
まった、昨日の帰り絶対Aとなんかあったろ
うわー、なんだよすっげー気になんじゃん
そして放課後、家の最寄り駅まで帰ってきた時
「ねぇ、ちょっと話したいことあるんだけど」て
いつになく真剣に言われたから
ジェノと2人で駅前のファミレスに入った
「で、なんだよ」
JN「俺さ、お前に謝んなきゃいけない」
「っ、やっぱり昨日の帰り、Aとなんかあったの？」
JN「うん。Aさ、じゃあねって言った後、わざわざまたねって言い直したんだよ」
まあ、それは俺が「じゃあね」ていうと怒るからで
ジェノにも無意識に直したんだろうけど
JN「で、なんで直したの？て聞いたらヘチャナに直されてるからって」
「うん。それで？」
JN「俺さ、それ聞いてすっごい羨ましくて悔しかった」
「なんで？」
JN「俺の方が先に好きだったのにって。だからAのこと抱きしめた」
は？何してんのお前、なんでわざわざ俺に言うんだよ
黙ってれば良かったのに
「お前、何が言いたいの？」
JN「でも、俺が抱きしめても、Aは抱きしめてくれなかった」
「………、だってAは俺のこと好きだから」
JN「うん。それを感じて余計惨めになったよ。だからもう諦めるね」
「そっか」
JN「うん。それと、ごめん。Aにはもう何もしないから」
そう、頭を下げられたから
1発殴ってやろうかと思ったけど
どうせAは「仲良くしな」て言うだろうし
しょうがないから許すことにした
あーあ、その分Aに構ってもらわなきゃね
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2024年3月13日 3時
