仲良くならなきゃね (ページ37)

今日:73 hit、昨日:174 hit、合計:103,024 hit

あの子の彼女ページ37

︎ ︎

今日は給料日だったから

帰りにカフェにでも寄ろうかなって

そんなことを考えて家の最寄り駅についてカフェに向かった

で、1人でアイスティーを飲んで課題してたらさ

「お隣いいですかー？」て聞かれたから顔を上げると

『ジェノじゃん』

JN「1人？」

『うん。ジェノがカフェなんて珍しいね』

JN「うん。待ち合わせしてんの」

『え、え、もしかして彼女？』

JN「まあ、うん」

なんだその反応は

でも、ジェノに彼女かー、大きくなったな

なんて思いながらまた課題に視線を移した

『で、彼女はいつ来るの？』

JN「いつ来るんだろうね」

『正確な時間約束してないの？』

JN「うん。学校終わったらってだけ」

『なんだそれ。もう着いたよって連絡しなくていいの？』

JN「んー、うん」

『めっちゃ待つかもよ？いいの？』

JN「うん。そんな急用じゃないし」

『そう』

なんだか変な約束の仕方だなって

普通時間指定するよね？

まあ、本人がそれでいいならいいんだけどさ

それでジェノと話しながら課題を進めて

19:00過ぎになった頃、私のスマホが鳴った

『もしもし？』

HC「ねぇ、なんで2人でいんの？」

『たまたま会ったの。ジェノは彼女待ってるみたいだよ？』

HC「彼女？」

『うん。そう言ってたけど』

HC「………まあ、いいや。俺そっち行くからね」

『うん。ドンヒョクどこにいるの？』

HC「テラスの方」

そう言われたので、テラス席の方を見ると

改札付近の柱に立ってるドンヒョクと目が合った

それで電話が切れると「ドンヒョク来るの？」てジェノに聞かれたから

「来るって」て答えたら、なんだか笑ってた

HC「彼女いつ来んの？」

JN「もうすぐ来るんじゃない？知らないけど」

HC「なんだそれ。それどういう約束の仕方してんの？」

『時間指定してないらしいよ。学校終わったらって』

HC「なんだそれ。お前何時間待ってんの？」

JN「何時間経った？」

『2時間半は経ってるよ』

HC「やば。待ちすぎだろ」

そんな話をして15分くらい経った頃

「あ、来たみたい」てジェノが立ち上がった

で、ジェノが彼女をこの席に連れて来ると

ドンヒョクは「へー、ジェノと付き合ってんだ」て

その子の顔を見てどうでも良さそうに言い放った

︎ ︎