仲良くならなきゃね (ページ36)

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次の日、あと15分でバイトが終わりそうで

煙草を入れ替えてたらレジに気配を感じたので

振り向いてすぐレジに入ると

『え、ドンヒョクじゃんㅎ』

HC「何笑ってんのㅎ いいからお姉さん仕事して」

『はーいㅎ』

お客さんがまさかのドンヒョクで

4日ぶりに会ったな、なんて思いながらレジを打ってたら

HC「21:00上がりでしょ？外で待ってんね」

『え、うん。ありがとうㅎ』

それでドンヒョクを一旦見送って

上がりの時間になって外に出ると

ポールに腰をかけてるドンヒョクが目に入った

『お待たせ』

HC「や〜、バイトにそんな可愛い服着てったの？」

『ダメだった？可愛いじゃん？』

HC「可愛いけど、俺と会う時だけにしてよ」

『ふふ、わかった。でも今日はセーフでしょ？』

HC「俺と会ったからって言いたいの？」

『うん。ドンヒョクに会うなら可愛くしてないとね？ㅎ』

そう言って、ドンヒョクに意地悪すると

じーっと見つめられて何かと思えば

顎をすくわれて、優しくキスされた

『ふふ、なんか、優しいね？』

HC「人前だからね」

『？……人前だと優しくするの？』

HC「まだ制御できるって話」

そう言って手を握られると

私の家の方向に向かって歩き始めた

HC「あ、てか昨日ジェノとジェミナと女子会したんでしょ？」

『ふっ、女子会ねㅎ したよ？ドンヒョク昨日バイトで来れなかったんだもんね』

HC「そうだけど、昨日は上がり19:00だったから行けたのに」

『そうだったの？21:00までだと思ってた』

HC「Aは知らないかもだけど、ジェノとジェミナ知ってたからね？」

『そうなの？なら呼んでも良かったのにね』

そう言うと、「誰かさんはあっちの味方だからね」て

よくわかんないことを言われたけど

あんまり触れない方がいい話なんだろうな

HC「ねぇ、ほんとにジェノだからって気を許しすぎないでよ？」

『ジェノ……？うん、わかったけど、ジェノとはなんも無いよ？』

HC「うん。なんかあったらまじで怒るからね」

なんか、今日は嫉妬心全開なのかな？

それが怖くもあり可愛らしくも思えてくるから

人通りがない道に入ってから私からキスすると

息継ぎをする暇もないくらいに返ってきた

そんなに心配なの？

ジェノとは本当になんにもないんだけどな……

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