仲良くならなきゃね (ページ32)

今日:401 hit、昨日:174 hit、合計:103,352 hit

・ページ32

︎ ︎ ︎

HC「Aは？」

『私？』

HC「うん。ちゃんと聞かせて」

『私も、ドンヒョクのこと好きだよ』

HC「え、ほんと？いつから？」

『気づいたのは卒業式の時、かな』

HC「卒業式？……は？じゃあなんで俺の第二ボタン貰いに来なかったんだよ」

『他にも貰いたい子たくさんいたでしょ？それにドンヒョクとどうこうなるつもり無かったし』

HC「はぁ……。自己完結するなよ」

そう言うと、私の方を向いて手を握ると

HC「まあ、第二ボタンはまた今度あげる」

『え、残ってるの？』

HC「当たり前だろ？Aに渡すつもりだったんだから」

『ふふ、そっか、ありがとう』

HC「じゃあ、俺と付き合ってくれる？」

『うん。よろしくね』

そう答えると、抱きしめられて

「はぁ……。まじやっとだよ」て項垂れていた

『やっとなの？てか、ドンヒョクいつから私のこと好きなの？』

HC「中2の時」

『中2？割と初めの方じゃん』

HC「考えてみろよ。好きな人じゃないと手なんて繋がないだろ」

『あ、肝試しの時……』

HC「もうあの時は既に好きだったからね」

そう言って、身体を離すと

私の頬に手を添えて

HC「ねぇ、キスしていい？ダメって言わないで」

『もうそれは聞いてる意味ないよㅎ』

HC「だって、やっと付き合えたんだもん」

『ふふ、いいよ。別にダメなんて言わないよ？』

そう答えると、瞬時にキスされて

唇が離れたと思ったらまたくっついて

そんな初めての感覚に動揺してたら

「あー、まじ可愛い。そんな緊張しないで？」て

すっごい優しい顔をされたから

その甘さにまた動揺を隠せなかった

ドンヒョクって、こんな顔もするんだね

また彼の初めての顔を知って

それをなんとか脳が処理しようとしていたのに

HC「ねぇ、俺がAに本名で呼ばせる理由わかる？」

『わかんない。でも、確かに私だけドンヒョクって呼ぶかも』

HC「なんか特別感あるんだよね」

『特別感？』

HC「うん。好きな人にはちゃんと名前呼んで欲しいじゃん？」

そう言って、私の首に顔を埋めると

「だから俺も、Aの特別がいい」て

ギューって抱きしめられたから

なんか、甘すぎて、ほんと今日はキャパオーバーだ

︎ ︎ ︎ ︎