仲良くならなきゃね (ページ31)

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で、まあ結局私が折れて一緒に帰ってるんだけど

ここから家まではだいたい徒歩30分

その間何話せばいいのか全然わかんないし

若干気まずいんだけど……

『高校楽しい？』

HC「んー、普通？」

『普通なんだ。まあ勉強たいっ、いや、ドンヒョクが勉強大変なわけないかㅎ』

HC「俺の事なんだと思ってんの？ㅎ」

『でも実際そうでしょ？ㅎ学年で2位ってユリから聞いたし』

HC「あー、まあねㅎ」

『じゃあ楽しいことないの？』

HC「んー、Aは？」

『私？私は毎日楽しいよ？』

HC「へー、あの子たちとどんな話すんの？」

『ほんとくだらないこととか、次はここのカフェ行こうねとか、恋バナとか、そんな感じかな』

HC「よく遊ぶの？」

『うん。放課後によくカフェ行ったりゲーセン行ったりするよ』

HC「ふーん。あの中なら誰が1番仲良いの？」

『んー、ヤンヤンかな？』

HC「あー、あの子ね」

『うん。いたずらっ子だけど可愛いんだよ』

HC「そうなんだ」

そこで会話が途切れて、うわなんか話題ないかなって

そんなことを考えてたら、ドンヒョクが歩道橋の真ん中で止まった

HC「あのさ」

『ん？』

HC「正直、俺との約束破る寸前まで来てるでしょ」

『ヤンヤンと、ってこと？』

HC「うん。俺にはそう感じるけど」

『んー、どうかな』

HC「……俺怒ると怖いよ？」

『知ってるよ。拗ねてても怖いもん』

HC「ふっ、じゃあなんで俺が拗ねるかもわかる？」

『それは知らない。ドンヒョクの考えてることは読めないから』

そう答えると、「そんなの、簡単なのにな……」て

独り言のようにつぶやいた

HC「俺さ、Aのこと好きだよ」

『あ、うん、ありがとう』

HC「もちろん、恋愛対象としてね」

はい？友達としてではなく？

え、それならもっと早く言ってくれても良かったじゃん

『え、そっちなの？』

HC「なんか、伝わって無さそうだなとは思ってたけど。まさか本気で気づいてなかった？」

『うん、知らなかった。ならもっと早く言ってよ』

HC「早く言ってたらどうなってたの？」

『ドンヒョクのこと思わせぶり男って呼ばずにすんだ』

HC「俺、Aにそんな風に思われてたの？ㅎ」

『うんㅎ』

そう答えると、「なんか心外なんだけどㅎ」て

困ったように笑ってた

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