仲良くならなきゃね (ページ30)

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開始から2時間程経った頃

そろそろお開きの時間になってきて

これから二次会に行くらしいんだけど

『ねぇ、ユリ。ロンジュナと2人じゃなくていいの？』

YR「うーん。そうしたい気持ちはあるけど、これから二次会みたいだし」

『私二次会出て何とか言っとくから、ロンジュナと2人でデートして来な？』

YR「ほんとに？でもAとも久しぶりだし」

『夏休みまだたくさん遊べるから大丈夫だよ』

YR「ほんと？じゃあ、そうしようかな、ありがとう！」

『ううん。今のうちに抜けちゃいな』

YR「うん。そうする！」

せっかくの記念日だから楽しんで欲しいもんね

そんな気持ちで2人が帰るのを見送ると

そのまま二次会のカラオケに行くことになった

でもよく考えたらさ

私、ユリ以外の女の子たちとあんまり仲良くないから気まずくね？

そう思ったけど今更遅いので、一旦諦めることにした

で、カラオケに来たはいいけど

みんな盛り上がってきて、私がその勢いに若干引いていたら

「ありがとねん♥」てユリからロンジュナとの写真が送られてきたので

よかったね、なんて思いながら歌を聞いてたら、1つ思いついたんだよね

トイレ行くふりして帰ればいいんじゃない？って

なんで今更気づくんだよ、私馬鹿だな

だから、幹事の子と近くに座ってたジェミナにだけ帰ることを伝えて部屋から出た

それで、お店から出て立ち止まって

歩くかタクシーを使うか悩んで

いっぱい食べたし、涼しいから散歩がてら歩くか？て

そう思って歩き出そうとしたら誰かに腕を掴まれたので

振り向いて相手を確認すると、そこにはドンヒョクがいた

『え、なに』

HC「帰るんだろうなって薄々思ってたから観察してたらまじで帰るんだもん」

『うん。お金払ったしいいでしょ？』

HC「よくない。俺に声かけないとかなに？」

『だって、他の子と話してたから』

HC「ならメッセージ入れるくらいしろよ」

『それは、ごめん。で、なに？』

そう言うと、「帰るんでしょ？送ってく」て言われたんだけど

あの、あなた家逆方向ですよね？

あと、そういうのまじで思わせぶりだからやめてくんないかな

私はそろそろ次に行きたいのに

あーあ、ほんと嫌になっちゃう

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