・ ページ26
︎ ︎
『久しぶりなのに第一声それなんだね』
HC「………」
『まあいいや。で、何に怒ってるの？』
HC「は？お前自覚ないわけ？」
『うん。何かした覚えも、約束破った覚えないし』
HC「ストーリー、」
『ストーリー？……あぁ、そこに載ってたのはいつも一緒にいる子たちだけど』
HC「4人でいつも行動してんの？」
『うん。え、それの何がダメなの？』
HC「約束破ってんじゃん」
『別にドンヒョクより仲良くないし』
HC「ふーん。男で俺が1番仲良い？」
『うん。え、何を今更言ってんの？』
HC「ほんとになんも無い？」
『うん、ないよ。普通に友達だし』
HC「………ならいい」
『じゃあもう大丈夫？ユリのこと怖がらせないでよ』
HC「それは悪かったよ。でもAが悪いじゃん」
『わかったよ。私が悪かったよごめんね』
HC「じゃあ今日俺と遊んでね」
『今日？えー、今日は』
HC「そのイツメンと予定あんの？」
『いや、なんか呼び出されて』
HC「は？誰にだよ」
『知らないけど先輩らしいよ。手紙にそう書いてあったし』
HC「は？なにそれ、絶対告白じゃん。まじで即行振って俺んとこ来いよ」
『はいはい。わかったよ』
そう言って電話を切ると
久しぶりに話しただけでちょっと疲れた
はぁ、これ放課後体力持つのかな……
それで、放課後になり
言われた通り、即行でお断りして高校を出ると
何故か校門の前にドンヒョクが居て
一瞬心臓が止まりそうだった
いや、だってさ
そりゃ好きな人だからっていうのもあるけど
あまりにも様になってて、驚いてしまった
『ドンヒョク』
HC「うわ、びっくりした」
『なんでよ』
HC「いや、ほんとに髪伸ばしてるんだなって」
『今過去一長いよ。鎖骨まである』
HC「あ、てかちげぇーよ。お前即行って言ったろ？全然即行じゃねぇーし」
『一応即行でお断りしたんだけど』
HC「ふっ、Aの即行は即行じゃないだろ。ちょっと良心出て最後まで聞いちゃうパターンだろ」
『え、うん。なんでわかんのㅎ』
HC「当たり前だろ？Aはそういう人なのㅎ」
そう言って、ドンヒョクは
しょうがないなって感じで笑うと
「ほら、行くよ」て私の手を引いて歩きはじめた
え、うわ、手、繋いでるじゃん
こいつ、ほんと思わせぶりなんだよな
好きって思っちゃうからやめてくんない？
︎ ︎
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2024年3月13日 3時
