仲良くならなきゃね (ページ22)

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JM「じゃあ何も言わないし、何もしないの？」

『うん。傍観してるだけ』

JM「2人が仲悪くなりそうでも？」

『んー、それで仲悪くなるならそれまでなんじゃない？』

JM「まあ、そうだけど」

『てか、それ誰の話？』

JM「誰でもない。例えばの話」

そう言い切る割には

自分の話をされているような気がするのは気のせいかな？

『………、まって』

JM「なに？」

『それってさ、』

これは大きな声で言えないと思ったから

ジェミナの耳元で「それって、ロンジュナ以外にもユリを好きな人がいるってこと？」て小声で聞いたら

「いや、違うけど」て普通に返された

なんだ、私の推理は全然当たってなかったらしい

『まあ、ジェミナがもしその状況下にいるんなら』

JM「うん」

『応援したい方を密かに援助すれば？』

JM「でも、それって平等じゃないし」

『恋愛に平等も何も無いよ。実った方の勝ちだもん』

JM「まあ、そうだね」

そう言って、ジェミナはクスクス笑ってた

今の所笑える要素はひとつもなかったけど

この子たまに変になるからさ、別に言及はしなかった

で、お皿をリビングに運んでみんなで食べ始めると

最後の方で「じゃあ3、6、9ゲームね！」て

ユリが突然ゲームを始めて何かと思ったら

負けた2人はケーキを取りに行くらしい

で、負けたのはロンジュナと私だったんだけど

JM「ユリ行けば？」

YR「え〜、寒いからやだㅎ」

RJ「俺がAと2人でもいいんだ？」

YR「うん。Aならなんの問題もないけど？」

RJ「そりゃそうだわ。あー、仕掛けた俺がアホらしいㅎ」

そんな話をしてたら、突然ドンヒョクが

「なら俺とロンジュナ変わろ」て

結局私とドンヒョクで行くことになった

『よかったの？ゲーム勝ったのに』

HC「うん。ロンジュナもユリといたいだろうし」

『まあ、そうだね』

HC「………、ジェノがよかった？」

『え、なんで？そんなことないけど』

HC「そう？ならいいや」

そう言って、信号で止まると

ドンヒョクは寒いのか、マフラーで口元を隠した

だから「寒い？カイロあげようか？」て

ポケットからカイロを出して差し出すと

カイロだけじゃなくて

私の手ごと掴んで自分のポケットに入れてしまった

な、なに、この人どうしたの？

だだの気まぐれ？よくわかんないわ

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