引越し ページ45
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HC「あのさ」
『ん？』
HC「Aの家の隣って空き部屋だよね？」
『うん。そうだよ？』
HC「隣と間取り一緒？」
『え、どうなんだろう……。見たことないからわかんないけど調べてみようか？』
HC「あ、うん。ありがとう」
『うーんとね、これかな？』
HC「あー、こんな感じか。間取り一緒でちょっと日当たり悪くなるだけだね」
『そうみたいだね。隣の部屋気になるの？』
HC「あー、俺今年から宿舎出て良くなったからさ」
『あー、家探しね。なるほど』
HC「どうせなら近い方が楽かなって」
『あ、だから隣？え、ドンヒョク私の隣に引っ越すの？え、嬉しい！』
HC「嬉しいってㅎまだ手続きもしてないのに」
『私電話するよ！ここの不動産屋に』
HC「あ、そう？電話してくれるの？」
『うん！今する！』
HC「今してくれるんだね、ありがとうㅎ」
そんなクスクス笑ってるドンヒョクを横目に、不動産屋に電話をして隣の部屋の事情を聞いてみると
ドンヒョクの空いてる日に内見してみますか？て提案してくれたんだけど
『え、本当に内見しなくていいの？』
HC「うん。ここと間取り同じだし」
『そう？じゃあそう伝えちゃうよ？』
『あ、はい。内見は大丈夫らしくて……あ、はい』
『あ、ドンヒョク。今から来てくれるなら契約すぐできるけどって』
HC「え、そんなすぐ大丈夫なもんなの？俺は全然行けるけど」
『じゃあ今から一緒に行こう。そう伝えるよ』
HC「うん。ありがとう」
その後、すぐ不動産屋に行って契約したんだけど
不動産屋のお兄さんに「本当に内見しなくて大丈夫ですか？」て聞かれてたから面白かったよ
その1週間後、ドンヒョクは私の隣の部屋に引っ越してきて
私も休みだったから荷解きを手伝ったりした
『意外とすぐ終わるもんだね』
HC「いや、絶対Aが片付けるの早いからだと思うよㅎ」
『あ、そう？ㅎ』
HC「うん。手伝ってくれてありがとう」
『いいえ〜。ふふ』
HC「なに？」
『いや、ドンヒョクお隣さんとか嬉しいなってㅎ』
HC「……それで喜ぶのAだけだよ」
『そんなことないでしょーㅎ』
移動距離が短くなったから、会える時間も増えるかな？
そう思ったら嬉しくて仕方ないんだよ
若干鬱陶しいかもだけど、こんなブラコンな姉を許して欲しい
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2024年1月8日 0時
