Then I'll cast a spell.Ⅱ【ハリポタ妄想会】 (ページ21)

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この星空をページ21

「あ！三人とも遅かったね」

声のした方を向くとリーマスとジェームズがいた

「エバンズ！いつにも増してとても素敵だよ！僕と踊る気にはなったかい？」

やはり出てきた…と内心四人はそう思った

「あらそんなのおこと……」

リリーの言葉が止まったのはイオリが耳打ちしたからだ

「(今日ぐらい構ってあげてもいいんじゃない？このドレスに免じて！)」

リリーは顔を歪ませるとしょうがないわねと言ってジェームズを睨み付けた

「今日だけよ！」

ぶっきらぼうに言うとずんずんと歩いていってしまった

「本当かい！？エバンズ！？い、今の言葉……！！！」

ジェームズは一瞬ぽかんとすると急いで走ってリリーの元へと駆けていった

「……君、人の応援してるぐらいなら自分のこと考えたら？」

二人の姿が人混みにのまれて見えなくなるとリーマスが呆れたようにイオリに問いかけた

リーマスが横を向くと遠くの方にシリウスが一人で水を飲んでるのが見えた

周りにはそわそわしている女子でいっぱいだ

「別にシリウスが誰と踊ろうと勝手だし…私は別に」

首を振るとイオリは少し悲しげに微笑した