Then I'll cast a spell.Ⅱ【ハリポタ妄想会】 (ページ18)

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穢れた血ページ18

「…リリー泣かないで、貴女は笑顔の方が似合うから！私からあいつらにガツンと言ってやるよ」

懐からハンカチを取り出すとリリーの涙を拭いて言った

「…ふふ、貴女は本当に人を笑顔にさせるのが得意ね、ありがとうちょっと元気出たわ」

リリーはイオリに微笑みかけた

「そうそう、その笑顔」

そう言うと小走りでグリフィンドール寮へと向かった

イオリはお気楽に言っていたが、内心は怒りで満ち溢れていた

一言何か言ってやらないと気がすまない

そんなことを思いながら獅子寮にたどり着いた

相変わらずジェームズとシリウスは獅子寮で他の生徒たちとどんちゃん騒いでいた

「あぁ！イオリ！今日の聞いたかい？スニベルスがエバンズに最悪の言葉を言ったんだ！何か分かるかい？穢れた…」

そこでジェームズの言葉は終わった

それはイオリが思いっきり平手打ちを咬ましたからだ

「最低…あんたたち信じられない、意味わかんない!!!!!!!!」

五月蝿かった談話室が冷水を浴びせたように一気に静かになった

全員がイオリを驚愕の眼差しで見ていた

それは大声を出したわけでもなく、ジェームズを殴ったことでもなく……イオリが泣いていたからだ

ジェームズは殴られた跡を手で押さえなが少し怖じ気づいたようにイオリを見た

シリウスも目を見開いていた

「もうやだ…二人なんて大嫌い…!!!!!!」

イオリはそう叫ぶと肖像画をこじ開けて外へ出た

「あら、修羅場？」

太った婦人は面白そうにこちらを見て言った

イオリは無言で威嚇するように肖像画を睨んで足早に去っていった

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え？続くわけないじゃん←