Then I'll cast a spell.Ⅱ【ハリポタ妄想会】 (ページ11)

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懐かしのページ11

「…マクゴナガル先生、お久しぶりです！」

「とうとう戻ってきてしまったのですね……学校一の悪戯者が…」

頭を抱えるミネルバの前に立っていたのはいつも通りの二つ結びのイオリだった、制服じゃないのを除いて、だが

「先生、失礼ですよ、これでも頑張って色々勉強してきたんですから！」

「…ふぅ…でも生憎今はどの教科もちゃんと教師がついてしまっているのです」

ミネルバは眼鏡をクイッと上げながら資料をペラペラと捲っている

「勿論、その事はご承知です、雑用でもなんでも命じてください！」

イオリはわざとらしく胸に手を当てて深々とお辞儀した

「そうですね、まぁこういうこともあろうかと空いている仕事は探してありますからね」

「その仕事は？」

「……助手ですよ」

少しの間を置いてからミネルバは微笑んで言った

「助手というと…？」

「先生方は毎日忙しいです、その“助け”をするんです、ま、いわゆる雑用ですね」

「デスヨネー……」

イオリは苦笑いしながらため息をつき、目を細めた

「貴女は箒もできますし、まぁ勉強も中の上です、それに仕事が早いですし、会話術も中々です……かなり五月蝿いですがね」

「あはは……」

「ということで、貴女は明日からここの教師です。よろしくお願いしますね、イオリ」

「は、はい！お願いします！」

イオリは顔を輝かせて頭を下げた