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かみゆきの喧嘩事情1 ページ2

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久しぶりにネイルサロンに行った私は綺麗な爪を健太くんに見せたくて連絡もせずに健太くんの家を訪れた。



「あれ?来るって言ってなかったよね?もう飯食って風呂も入ったよ?」


「なんとなく会いたいなぁと思って。……今日何してたの?」


「ジム行ってーー、カレー作ったよ。Aは?」


「…自分磨き!」



くるっとターンすると健太くんの視線が頭のてっぺんからつま先まで下りる。ふふ、気付いてくれるかな?



「ん、かわいくなってる。っていうか、それよりカレー食べる?今日の自信作なんだけど」



え?もしかして気付いてないの?



「いらない。だって健太くんのカレー辛いんだもん」


「チーズかけて食べればいいじゃん」


「お正月に増えた分まだ戻ってないから、いい。……ねぇ健太くん、手繋ご?」



いいよ、と差し出された手に自分の手を重ねるも健太くんは一向に気付く気配すら見せない。ソファーに並んで座った後も、人差し指で健太くんのほっぺをつついたり、唇を挟んでみたりするものの、全く気付いてくれない。痺れを切らした私は両手を健太くんの顔の前に広げた。



「ねぇ!なんで気付いてくれないの?」


「え?何が?………あぁ、爪?どうしたの?真っ黒にして」


「…もうすぐデビュー5周年だし。ランペカラーにしようかなって」


「ふーん、そうなんだ。……っていうか、今日泊まっていくよね?」



へらっと笑いながら私の首筋に顔を埋めてコトを始めようとする健太くんを押し退けるとソファーから立ち上がった。突然立ち上がった私に健太くんは驚いている。



「……っ、なんでかわいいって言ってくれないの?健太くんなんて知らない!」


「え?何が?」


「わたし怒ってるからね!」



そのまま健太くんの家を飛び出してそこから連絡は全部無視して3日目に突入している。





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かみゆきの喧嘩事情2→←insta◇Black nail



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Lala(プロフ) - Sachiさん» コメントありがとうございます!もうここからは二人を邪魔するものは何もないはず(笑)第5章は今まで以上に糖分高めで頑張りますね! (6月27日 20時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
Sachi(プロフ) - 更新ありがとうございます!健太くんの愛情たっぷりの爆イケモード全開ですね(⑉• •⑉)毎回きゅんきゅんしちゃってます。大変だと思いますLalaさんの無理のないペースでの更新楽しみに待ってます(*ˊ˘ˋ*) (6月17日 0時) (レス) @page50 id: dd61dcfcb9 (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - ひろなさん» コメントありがとうございます。大好き!って言ってもらえて嬉しいです。更新頑張りますね! (6月7日 22時) (レス) @page46 id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
ひろな(プロフ) - 更新ありがとうございます!大好きなお話です。続きも楽しみにしております。 (6月4日 22時) (レス) @page45 id: 45f55b7c83 (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - ふーちゃんさん» お待たせしてしまってすみません。取り急ぎ更新しましたので楽しんでくださいね! (6月4日 9時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lala | 作成日時:2022年2月8日 22時

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