雪永生誕祭の裏側4 ページ23
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―――2021年7月7日
朝目覚めると、隣に感じる温もり。ぎゅっと抱き着いて胸元に顔を埋めると髪を掬うように撫でられた。
「起きるの早いね、健太くん」
「ん、Aの寝顔見たかったから。おはよ、」
朝特有の掠れた声がいつも以上に甘ったるく感じるのは気のせいだろうか。一生分の幸せをもらったと思ってたけど、これからは毎日甘さをくれるんだよね。ふふ、うれしいなぁ。
このままのんびりしてたいなぁ。って、今何時だろう。ベッドの上の時計を確認すると、とっくにアラームの時間は過ぎている。嘘でしょ？スヌーズ設定にしてるのに。
「っ、健太くん！もしかしてアラーム勝手に止めた？」
「うん、止めた。だってA気持ち良さそうに寝てたから。それにまだ集合時間まで20分あるよ？余裕でしょ？」
「…っ、余裕じゃないよ！ここ健太くんの部屋だから着替え取りにいかなきゃだめだし。っていうかチェックアウトなのに荷物全然片付けてきてない！それにシャワー浴びなきゃなんないし。もうっ、どうして起こしてくれなかったのよーーー！」
捲し立てるように喋ると健太くんはへらっと笑った。…っ、笑ったら許されると思ってる。
結局私がシャワーを浴びてる間に健太くんが私の部屋に行って荷物を全部片付けてくれて、なんとか集合時間ギリギリに到着。
「もうっ、健太くんのせいで髪ぼさぼさだし！」
「いや、ちゃんと乾かしたって。っていうかAさ、余計な荷物多すぎ。なんで靴何足も持ってきてんの？意味わかんないんだけど」
「意味わかんないって何？女の子だもん。トークイベントは全部違うの履きたいの！」
「健太、雪。お前ら落ち着け」
LIKIYAさんの言葉にようやくみんなの顔を見ると全員の目が点になっていた。あ、どうしよう。そう思った次の瞬間、健太くんは私の体を引き寄せると後ろから抱きしめた。
「みんなに報告。俺ら、婚約したから」
健太くんの言葉にメンバーの絶叫が響き渡ったのは言うまでもない。
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Lala(プロフ) - afymさん» コメントありがとうございます！続編公開しましたので楽しんでいただけると嬉しいです🙈💓 (2022年2月8日 22時) (
レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
afym(プロフ) - 毎回楽しく読ませてもらってます！！！続きが楽しみです🙈🤍 (2022年2月6日 22時) (レス) @page50 id: e4d7f6c8ef (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Sakuflowerさん» コメントありがとうございます！写真集出したら楽しそう〜！是非ともその案採用させてください🥺🙏🏻めちゃめちゃ面白そう🙈 (2021年12月30日 0時) (レス) @page48 id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» 私もタムさんとお話するのが楽しいです❤神谷皇帝の話執筆し始めちゃいました（笑）公開できるようにがんばりますね〜！いつもありがとうございます🥰🙏🏻 (2021年12月27日 20時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
Sakuflower(プロフ) - 最近更新多くて嬉しいです😭♡雪ちゃんが写真集出すお話見たいです！りくさんがおめでとうって言われてるストーリー見てると読みたくなりました笑 (2021年12月27日 18時) (レス) @page47 id: 2765bb71c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年5月15日 5時
