Seasons ー第1章ー

insta◇ブランケットの下で ページ41

yukinaga.official_.
みんなCDTV見てくれてありがとう。生放送はやっぱり緊張するね。

#MVと衣装が違うんだよ
#気付いてた人いるかな
#空き時間長すぎて
#暇だったから
#龍ベイビーと
#トランプしてたよ



hokuto.yoshino.16_official @yukinaga.official_ 絶対領域

yukinaga.official_ @hokuto.yoshino.16_official 北さん、そればっかり。すけべ。


_riku_r.m.p.g_ldh @yukinaga.official_ スタイル良すぎ

yukinaga.official_ @_riku_r.m.p.g_ldh RIKUさんは鍛えすぎ


ryu_rampage @yukinaga.official_ 雪チャン弱い

yukinaga.official_ @ryu_rampage 龍チャン強い





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毎月襲って来る女の子特有のアレのせいで、衣装をわざわざ変えてもらった。

さすがにお腹出して踊ると冷えて痛みが増しちゃうもん。



「あれ？今日は衣装控えめじゃん！どうしたの？」



何も知らないRIKUさんに理由を言うわけにもいかず笑って誤魔化すと、頭に手のひらがぽんと置かれた。



「スタイリストさんがこっちの方がいいって言ったんだよね？ね？雪」



は、い？


後ろを振り返ると健太くんが口裏を合わせるようにと目で合図をしてくる。



「そ、そうなんです。この衣装の方がクールかなって」


「たしかにロングブーツも曲のイメージに合ってるかも。雪、メイク終わったらあとで写真撮ろうぜ」


納得してくれたRIKUさんにホッと胸を撫で下ろす。健太くんは私をソファーまで誘導するとブランケットを膝に掛けてくれた。



「湯たんぽもメイクさんに借りてきたよ。空き時間長いし、寝ても大丈夫だよ」


「…ありがとう、健太くんも使って？」



大きめのブランケットを健太くんの膝の上にも掛けると不思議そうな顔で見つめられた。



「ん？けんたは寒くないよ？」


「ひとりじゃ寂しいんだもん」



ブランケットの下、手探りに健太くんの左手を探すと指先をキュッと握りしめた。



「あー、そういうことね。ひひっ、仕方ないなぁ」



指を絡めるように繋ぎ直してくれた健太くんに胸がキュッと音を立てた。





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