4話 ページ5
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「えぇ!?遂に!?」
『うるさいなぁ…、』
「いや、いや!!あれだけ阿部ちゃんから誘われていた、美帆が遂に参戦するんだよ!?やばぁ!!!」
『奈々、うるさいっ』
親友のスノ担(渡辺担)の、林奈々。
私と大学が一緒で、阿部の事も知っている。
今はお店に、私と奈々しかいないから、カウンターでチョコを摘みながら立ち話。
奈々「で!で!どっちのうちわ持っていくの?!」
『一応、どっちも準備したの。ファンサうちわも込みで…。』
奈々「おぉ、!」
『…コレはやっぱり、岩本さんの方を持っていくべき…?』
奈々「当たり前よ!!阿部ちゃんを見に行くわけじゃないんでしょ?」
『…まぁ、阿部よりかは、岩本さんを見たいな、と。』
奈々「ほ〜(笑)てか、いつの公演行くだっけ?」
『11月27日、福岡公演。
食べ物美味しいから来てみてって。』
奈々「え!阿部ちゃんの誕生日の公演じゃん。」
『そー。弟に渡せよって感じ…。』
はぁ、と溜息をつくと、向かいでチョコを口に入れた奈々が、でもさ、よく考えてみて?と言う。
奈々「良いチャンスだと思わない?」
『………うーん、』
奈々「取りあえず前乗りで福岡に行く!
そして、とびっきりお洒落して公演に挑む!」
『それ、阿部にも言われた…(笑)』
奈々「ネイルとかしていけば?」
『えぇ…?』
ネイルなんて何年もやってない。
きっと最後にやったのは、大学時代。
『でも、戻ってきたらすぐ店やるし…(笑)』
奈々「良いじゃん。
その日の為に、その人のために1日だとしてもお洒落することって、大事だと思うけど?」
そっか…。
奈々「よりその人に可愛く見てほしいって思うなら、やったほうが良いと私は思うし、きっとひーくんだって嬉しいと思うよ。」
やっぱり、最強な親友だ。
『…分かった、頑張ってみる。』
奈々「うん!ファイト!」
仕事に戻ると言って帰っていった奈々。
『……サロン、予約しよ、』
すぐにスマホを開いて、ネイルサロンを予約した。
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アキネコ。(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!修正いたしました!コメントありがとうございます💦これからもよろしくお願いします🙇 (12月15日 18時) (レス) id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - こんにちは!コメント失礼します!もしかするとなんですが「定員」ではなく、「店員」かと…思われます💦 (12月15日 17時) (レス) @page6 id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アキネコ | 作成日時:2023年12月9日 19時