1話 ページ2
岩本side
カラン コロンッ
仕事の合間に阿部に連れられてきたのは、喫茶店の様な外見な店。
中に入ると、甘い匂いが俺を包み込む。
『…えっ、チョコ?』
阿部「正解っ」
「おっ、阿部。いらっしゃい」
中から出てきたのは、凄え美人な店員さん。
阿部「今日も凄いね。クオリティー高すぎ(笑)」
「そんな事無いよ(笑)……隣の方って…、」
阿部「あぁ、メンバーの岩本照。」
「だよね?…夢じゃないんだ、」
阿部「夢な事あるかぁ(笑)」
店員の子と仲が良い阿部。
行きつけ?
勉強とかする時に喫茶店行くとか言ってたもんな…。
阿部「あ、照。この子、同じ大学の古川美帆さん。」
『へぇー…』
話を聞くと、祖父母が経営していたこのチョコレート専門店を、継いだそうだ。
しかも、個人経営。
阿部「今月のおすすめは?」
古川「抹茶。あ、試作で作ったのがあるんだけど食べる?」
阿部「え、良いの?」
古川「うん。ちょっと待ってて」
裏の工房へ戻っていった古川さん。
『阿部と同じ学科?』
阿部「え?うん。大学卒業してから、ここ立ち寄ったらまさかの古川が経営しててさ(笑)
照、チョコ好きって言うから連れてきた。」
『…美味い?』
阿部「そりゃ勿論!じゃなきゃ紹介してない」
"それと、照が好きそうなタイプだなぁって思ったから"
『はっ…?』
阿部「活動にも理解あるよ〜?」
確かに、容姿は凄く好み。
性格は……まだ分からないけど…
古川「お待たせしましたっ。はい、召し上がれ」
カウンターに出された、試作中と言っていた抹茶のチョコレート。
阿部「うぉ、すっご…。いただきま〜すっ」
『…いただきます。』
口に入れると、抹茶の香りを感じた。
『んふっ…、うっま…!』
阿部「でしょ?古川の作るチョコ、めっちゃ美味いの」
古川「ありがと。全国開店目指してるから、頑張る。」
美味い、美味すぎる。
何でこんなチョコレートが世間に広まってないんだ。
『すっげぇ、美味かったです。ごちそうさまでした』
試作中のチョコを食べさせてもらって、
美味そうなチョコを沢山買った。
古川「良かったです(笑)また来てくださいね」
『!はいっ。また来ます。絶対来ます。』
古川「ははっ(笑)分かりました。待ってます。」
その笑顔に恋をした。
恋に落ちる…、一目惚れってこんな感覚なんだな。
笑顔も可愛いし、良い人そうだし。
アタックしてみる価値は…、あるな。
………頑張ろ。
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アキネコ。(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!修正いたしました!コメントありがとうございます💦これからもよろしくお願いします🙇 (12月15日 18時) (レス) id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - こんにちは!コメント失礼します!もしかするとなんですが「定員」ではなく、「店員」かと…思われます💦 (12月15日 17時) (レス) @page6 id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アキネコ | 作成日時:2023年12月9日 19時