episode 191 起 ページ43
それは、唐突だった。
「A、新聞が届いたわ。」
いつも通りアクアリウムで調べものをする彼女の元へ、ニュース・クーから受け取った新聞を片手にナミがやって来た。
「インダラ島が消滅したそうよ、住人は危機を察知して皆避難したらしいけど。
.........A？」
島の消滅について話せば食いついて来るだろうと思っていたのに、彼女は資料のある一点を見つめたまま眉一つ動かさない。再度ナミが声をかける前に、Aが口元を動かした。
『今、インダラ島って言ったよね。』
「う、うん...言ったけど。」
インダラ島はAがシャンクス達から情報を得た島であり、大幅な魔力消耗を覚悟の上で防御結界を張った島である。
ナミの言葉を再確認した彼女は、短く息をついて目を細めた。その横顔はどこか、いつもの彼女と違うように見えた。
『...ここまで名前が一致していて、偶然はもうあり得ない。成る程こういう事だったのか……漸く解明出来そうだな。』
「ど、どうしたの。一人でブツブツと。」
『ナミ、』
資料を仕舞い、椅子から立つ。振り向いた彼女はすっきりとしていて、それでいて何だか硬い印象だった。
『新聞ありがとう。一旦自分の世界に帰るよ、暫く失礼。』
船長に伝えておいて、とだけ言い残してその場から消えた。
彼女が自分の世界に帰った事に、ナミは何の疑問も持たなかった。調べものをしているのだからきっと必要なものを揃えに戻ったのだろう、と。
しかし、
これがAとナミが交わした最後の会話となった。
彼女が自分の世界に帰ってから、それきりサニー号の上に彼女の影は見当たらなかった。戻ってこない訳では無いのだろうが、しかし戻ってくる様子も無い。
そして、Aが彼らの世界を後にした数日後。
皮肉にも
白ひげ海賊団二番隊隊長
火拳ことポートガス・D・エースの
公開処刑が大々的に世界へ知らされた。
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ねんねこ - 主人公が最初に行ったところは、「妖精の尻尾」…？ (1月4日 23時) (
レス) @page2 id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 休暇を求める者さん» はい！まさにその通りですね！では、休暇を求める者様は私から見て、先輩ですね！なんて憧れる先輩何でしょうか………！！ (2016年12月26日 22時) (レス) id: a4dea3cde0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 休暇を求める者さん» もー、憧れマス！読みやすい文だし、飽きないし、！絵なんかペン入れ丁寧すぎますよ〜… (2016年12月26日 21時) (レス) id: 7e8a9f0932 (このIDを非表示/違反報告)
休暇を求める者(プロフ) - しずくさん» おお、こちらでもΣ(ﾟωﾟ)ありがとうございます(*^^*) (2016年12月26日 21時) (レス) id: dfb8f9f852 (このIDを非表示/違反報告)
休暇を求める者(プロフ) - ゆうさん» ぬおお、ありがとうございます(´；ω；`)お、怒られとるんかい！(◎-◎;)それは中々大変ですね、ゆうさんのお役に立てていればとっても嬉しいです。受験生ということは中3かな？懐かしいですね〜、私は二年前だあ( ﾟ∀ﾟ) (2016年12月26日 21時) (レス) id: dfb8f9f852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：休暇を求める者
| 作成日時：2016年10月29日 17時
