episode 184 真夏の大合戦 ページ36
翌日 8:10
『...暑っ。』
女部屋から出て太陽の下に行くと、長袖の自分の服が環境に不適合であることが瞬時に分かった。
暖かいどころではない、照り殺しにかかっているのだ。太陽が。
「おはようA。...あ、そういえば言い忘れてたわね。次の目的地は夏島よ。ここら辺の海域は常時夏場の気候なの。夏服持ってる？」
『持ってます。一旦戻ります。』
ドアを開けたまま固まっていたAは、そのまま後方にバックし部屋の中へ戻っていった。その動きが可笑しかったのか、アイスティーを飲みながらクスクス笑うナミ。
白シャツとくるぶし上のジーンズ、白サンダルに着替えて再度外に出ると、ルフィ達がなにやらはしゃいでいるではないか。
「おーっ、A！お前もやるか水鉄砲合戦！」
『げ、元気だな...私は見てるよ。』
「えー。」
不服そうな顔をするルフィに謝ると、猛暑日用にセットされたパラソルの下に避難しておく。つい先日は寒さでおかしくなりそうだったというのに、気候の変化が著し過ぎて彼女の体には少し負担が大きい。
「おや、Aさんは遊びにならないんですか？お若いのに〜。」
『いや、昨日の今日で彼らについていくのは至難の技だ。』
「ヨホホ、それもそうですね。私もこれだけ強い日射しには少し弱いんですよ、骨焦げちゃう。」
パラソルの下でブルックと談笑していると、目の前のテーブルに鮮やかなオレンジのグラスが置かれた。
「俺特性のカシスオレンジ、ノンアルカクテル。宜しければ是非...。」
『おおお！カシスオレンジ大好きなんだよ、ありがとうサンジ。』
お茶目にウィンクをする彼も、日射し避けにハットを被っている。ルフィやウソップに至っては上半裸である。
サニー号の真夏はとてもトロピカルのようだ。
『しかし、ゾロはこの日射しの中よく寝れるな...あ。』
支柱に寄りかかって寝ているゾロの顔に、多量の水がかかる。元を辿ってみるとやはりルフィの水鉄砲から放たれたものだった。
折角気持ちよく寝ていた所を邪魔されたゾロは覚醒し、地面に置いてあった水鉄砲で反撃を開始。割と本気で倒しに来ている彼にルフィ達は大慌て。何とか反撃しようとするが、照準がずれてA達の所にも水が飛ぶ。
「おい野郎共、こっちに水かかるだろう.........が、」
サンジの顔にもクリーンヒット。
「ああ、悪ィなァ。手が滑った。」
「んのクソマリモ野郎ォォォ...！！水浴びすぎて腐りやがれ！！」
『...。』
episode 185 昔話ってホラー要素多いよね。→←episode 183 I love, and love
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ねんねこ - 主人公が最初に行ったところは、「妖精の尻尾」…？ (1月4日 23時) (
レス) @page2 id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 休暇を求める者さん» はい！まさにその通りですね！では、休暇を求める者様は私から見て、先輩ですね！なんて憧れる先輩何でしょうか………！！ (2016年12月26日 22時) (レス) id: a4dea3cde0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 休暇を求める者さん» もー、憧れマス！読みやすい文だし、飽きないし、！絵なんかペン入れ丁寧すぎますよ〜… (2016年12月26日 21時) (レス) id: 7e8a9f0932 (このIDを非表示/違反報告)
休暇を求める者(プロフ) - しずくさん» おお、こちらでもΣ(ﾟωﾟ)ありがとうございます(*^^*) (2016年12月26日 21時) (レス) id: dfb8f9f852 (このIDを非表示/違反報告)
休暇を求める者(プロフ) - ゆうさん» ぬおお、ありがとうございます(´；ω；`)お、怒られとるんかい！(◎-◎;)それは中々大変ですね、ゆうさんのお役に立てていればとっても嬉しいです。受験生ということは中3かな？懐かしいですね〜、私は二年前だあ( ﾟ∀ﾟ) (2016年12月26日 21時) (レス) id: dfb8f9f852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：休暇を求める者
| 作成日時：2016年10月29日 17時
