episode 181 異世界学の時間 ページ33
7:13pm
サンジが振る舞った豪華な夕食を頂き、腹も落ち着いた夜。麦藁の一味の今後の方針を話し合った後、ロビンからのある質問によって会議は延長となった。
「...幾つか気になる事があるのだけれど、折角だから聞いても良いかしら。A。」
『勿論。』
「彼...アブソレムといったわね。あなたは彼とどういう繋がりがあるのかしら。ただの初対面という訳では無いように思えたのだけれど。」
ロビンはアブソレムと直接対峙した訳では無いが、後からナミ達に彼についての話を聞いて疑問が出てきたのだという。
『私と同じように、違う世界から来た奴だよ。これといった組織名も知らないから私は"異世界荒らし"と呼んでいるけど、その組織の一人でもあるね。』
「あら、一人じゃ無いのね...。あなたが狙われていた理由は？」
『敵対しているからだよ。あとは恐らく、戦力増強？』
語尾が疑問形になってしまうのも仕方無い。不明な点が多すぎるのだ。
「そう。...それともう一つ。あなたはアブソレムと一戦交えていた筈、結果はあなたが勝ったようだけど、彼はどこへ行ったのかしら。」
この質問に、どう説明しようかとAは頭を捻る。
『簡単に言うと、私が殺した。』
「「「！！」」」
衝撃的な台詞に驚きを隠せない一同。これにAはストップをかけ、詳しく説明を始めた。
『...ちょっとだけ誤解を招いたね。私達異世界から来た人間は、訪れた世界で致命的な怪我を負うと強制帰還させられるんだ。だから本人自体が死ぬ訳では無いんだけども、その訪れた世界では死んだ"事になる"の。もうその世界には行けないからね。』
「...っああ、何だ。そういう事かよ...冷や汗かいちまったぜ。」
一度跳び跳ねた心臓が落ち着き安堵するウソップ。これを聞いて、更に詳しい説明を求めるロビン。
「つまり、アブソレムはもう私達の世界には来ないという事かしら。...不思議ね、まるで同じ人間が二人居るみたい。」
『...ああー、成る程ね。あながちその考えも間違いでは無いかもしれない。実は、私は生身で異世界に来ている訳では無いんだ。ナミ、深い海に潜るとしたら何が必要だと思う？』
「え？...そうね、酸素ボンベや...潜水スーツって所かしら。」
『そう、その潜水スーツを私は常に纏っているんだよ。ただし単なる潜水スーツじゃない、魔力で作ったものだ。だからルフィ、そんなに熱心に私を見ても分からんぞ。』
「ふ、不思議潜水スーツだ...。」
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ねんねこ - 主人公が最初に行ったところは、「妖精の尻尾」…？ (1月4日 23時) (
レス) @page2 id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 休暇を求める者さん» はい！まさにその通りですね！では、休暇を求める者様は私から見て、先輩ですね！なんて憧れる先輩何でしょうか………！！ (2016年12月26日 22時) (レス) id: a4dea3cde0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 休暇を求める者さん» もー、憧れマス！読みやすい文だし、飽きないし、！絵なんかペン入れ丁寧すぎますよ〜… (2016年12月26日 21時) (レス) id: 7e8a9f0932 (このIDを非表示/違反報告)
休暇を求める者(プロフ) - しずくさん» おお、こちらでもΣ(ﾟωﾟ)ありがとうございます(*^^*) (2016年12月26日 21時) (レス) id: dfb8f9f852 (このIDを非表示/違反報告)
休暇を求める者(プロフ) - ゆうさん» ぬおお、ありがとうございます(´；ω；`)お、怒られとるんかい！(◎-◎;)それは中々大変ですね、ゆうさんのお役に立てていればとっても嬉しいです。受験生ということは中3かな？懐かしいですね〜、私は二年前だあ( ﾟ∀ﾟ) (2016年12月26日 21時) (レス) id: dfb8f9f852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：休暇を求める者
| 作成日時：2016年10月29日 17時
