SnowManの紅一点として 2 (ページ5)

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いつかページ5

『…作詞、ですか、』

アルバムのユニット曲

私は蓮とペアになった

そんな中で私が詞を書くことになった

提示されたテーマは

“大人の色気”

“悲恋”

“物語”

偶然なのか必然なのか

本当に神様はいじわる

佐久間「…期待してるよ」

そう…

貴方がそう言ってくれるなら

私はとことんやるよ

目黒「…ねぇ、これ実体験だよね」

　『何のことでしょ〜笑笑』

目黒「ストーリー性があって、2人の掛け合いもあって面白いよ？…でもちょっと違う、かな」

　『違う、？』

目黒「“遊びのつもりがいつしか本気になって、本気で好きだから終わりにしたんだ、この関係を”…ここ」

　『変、？』

目黒「俺は、俺なら本気で好きなら終わりになんかしない」

　『いや、これ蓮の話じゃないから、笑』

目黒「…じゃあ誰の話？」

　『…ただの想像だよ？不倫物結構演じてるし』

目黒「じゃあここは？“愛してほしい人に愛されていない私は愛してくれる人を愛せない”」

　『だから…』

目黒「“今更遅いんだよ、私に不幸を教えたのは幸せを教えてくれた貴方だから”』

　『蓮！！』

目黒「…何で、何でこんな悲しい恋愛しかしてないの、？」

　『…何で蓮が泣くのよ』

ｷﾞｭ

目黒「自分で幸せになるんでしょ、？…ならなってよ、」

　『…もう幸せなんだって』

ごめん

辛い思いさせて

目黒「…佐久間くんはすごいよ。俺には無理だ、笑」

　『え、？』

目黒「流石にわかるよ…？笑」

　『そっか…』

目黒「好きな人の幸せを願う…願うだけなんて俺は無理。一緒に幸せになりたい、って思うから」

　『蓮らしいね…笑』

本当にまっすぐな人だ

佐久間に感じる罪悪感と満足感

北斗に感じる後悔と幸福

…涼介くんに感じる未練と怒り

どれとも違う

　『それ、歌詞にいれよっか』

目黒「え？」

　『これは私と蓮の歌だもんね』

結果的にプロデューサーにベタ褒めされたこの歌詞は

若い世代のに刺さる歌詞として歌番組などで紹介されるようにもなった

一方で

“Aちゃんの実体験？めめの実体験？”

“リアルだな”

“誰のことを書いてるの？”

“佐久間との話？”

“めめのAに対する想い？”

まぁそうだよね

でも正解を出してる人は誰一人としていないから

…いつか続きを書いて

…いつかハッピーエンドの歌詞を書けるように