SnowManの紅一点として 2 (ページ16)

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少しだけページ16

『はーい、これお土産ね』

深澤「えー温泉饅頭だ！」

ラウ「Aちゃんありがと！」

宮舘「へー、阿部と高地と？」

渡辺「ちょぃ、阿部ちゃん！」

阿部「んー？」

渡辺「手、出してないよな、？」

んー…

阿部「さぁ？笑」

渡辺「はぁ？！」

あは笑

そっかそっか

そこで聞き耳たててる黒い人もいるし

やっぱり気になるんだ笑

渡辺「やっぱわかんねー…」

目黒「…。」

大丈夫、安心して

俺は、違うから

そんな勇気もないし

そもそも、そんな感情も、持ち合わせていない

〜＊〜

阿部「…佐久間となら、きっと、もっと先にいくんだよね」

　『…どーゆー意味？笑』

阿部「そのままの意味」

　『阿部ちゃんは何でも知ってるね』

阿部「知らないことの方が多いよ。ずっと一緒にいたのに、いつの間にか恋してるし、いつの間にか大人になってる」

　『大人だったら、こんなことしてないんだよ、きっと』

阿部「そうかもね」

　『そうだよ』

でも

阿部「俺は、大人になったから」

　『…私とは、間違わないで済むね』

阿部「…佐久間とのこと、間違いだなんて言わないであげて」

　『…ごめん』

阿部「きっと、佐久間だけじゃない、んでしょ？」

　『…うん』

あぁ、ほら

やっぱり

阿部「Aは、もっと幸せにならないとだめなんだよ」

　『…もう十分だよ』

阿部「もっともっと幸せ求めてくれないと、あげたくなるんだよ」

　『…何それ笑』

そう

それが原因だと思う

幸せになってくれなきゃ

みんなAに幸せをあげたくなっちゃうんだよ

好きだから

みんな最初は純粋な気持ちで好きだった

“だった”

けど、変わってしまった

どうして、大人ってのはこんなにも醜いものなのか

どうして、好きな人の幸せだけを願えないのか

どうして、自分の幸せを求めて、歪んでしまうのか

阿部「Aはやっぱり子供だ」

　『阿部ちゃんに言われちゃうとなー笑』

阿部「もっと貪欲に求めなさい」

　『え、急に心理学？』

阿部「何でもない、寝よ」

　『はーい』

阿部「A」

　『ん？』

阿部「好き」

　『ありがとう、私も』

恋愛ほど重いものじゃない

友達ほど軽いものじゃない

そんな“好き”

でも少しだけ重たい

…けどね、大丈夫

俺は大人だから