ビタミン ページ14
『あぁー！久しぶりの休みだー！』
阿部「次のドラマいつから？」
『来月の頭から〜』
高地「過重労働だな〜」
久しぶりの休み
阿部「ちなみにさ、この人選は何故？」
『んー？温泉いくなら高地かなーって』
高地「半分運転手だろ」
『阿部ちゃんはー、何となくー』
阿部「何それ笑笑」
遠出したくなったんだ
できることなら誰も私のことを知らない
何も気にせずに過ごせるところに
阿部「え？ここ？めっちゃ良いじゃん」
『でしょー？高かったんだから』
高地「おー、硫黄の温泉かー」
知らんけど
阿部「…でさ、Aは小学生なの？」
『ん？違うはず』
高地「何で1部屋しかとってねぇんだよ」
『その方が安いから』
高地「普通はこの歳の男女は別の部屋じゃない？」
『きょもなら絶対1部屋で良いって言うよ』
高地「まぁ今更Aに対して男女がどうとか気にすることもねぇか」
阿部「まぁAだしね」
『若干ディスってるやん』
違うじゃん
こーちと阿部ちゃんだからじゃん
なんて本人達には言わないけど
『ここご飯も美味しいらしくて』
阿部「うっわ、伊勢海老じゃん」
高地「とりあえず1回温泉いこーぜ」
『私部屋風呂ー』
何もかも忘れて
2人なら、何も考えずに、素直に
“男の友達”
それが成り立つ
きょもや翔太とはまた違う
2人からしか得られない栄養があるのかな？笑
ｶﾞﾁｬ
高地「あら、Aまだ入ってるよ」
阿部「Aはツアーの時とかも長風呂なの」
高地「あー、少年たちの時とかもそうだったな」
帰ってきた2人の話が耳に入ってくる
聞くつもりはなかったんだけどねぇ、
高地「…Aってさ、今彼氏いんの？」
阿部「俺らとこんなことしてる時点でまぁいないだろうね」
高地「…最近さ、北斗がおかしいんだわ。毎日スマホばっかりいじって、笑ってると思ったら目の奥死んでるっていうかさ、、」
阿部「…佐久間がさ、北斗にならAを任せても良いって言ってたのに。どっかで間違えちゃったんだね、」
高地「俺はさ、北斗が大事だから、原因がAならどうにかしたいんだわ」
阿部「…俺もAが大事だから、どうにかしたい」
…何で
関係ない人まで巻き込んじゃうのかな、私は
『あれ、帰ってきてたの〜』
狡いな、私
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 860人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まーー | 作成日時：2023年11月29日 1時
