SnowManの紅一点として 2 (ページ11)

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lose ページ11

これは

きっと

良くない方だ

このままじゃ

失う

岩本「佐久間、ちょっと」

佐久間「んー？」

照が佐久間を呼び出した

…そういう役回りをいつも照に背負わせて

それじゃだめだ

何より

大好きな家族のことだから

俺も一緒に

側にいるんだ

佐久間「ふっかまでどしたのー笑」

岩本「…最近、Aと仲良いな」

佐久間「そりゃメンバーだし？笑」

岩本「…何があった」

佐久間「なーんもないって笑」

怖い

メンバーに対して初めて恐怖を感じた

その怖いはなんて言うか

佐久間が怖いわけじゃなくて

言葉にはできないほどの“何か”

岩本「俺は、佐久間がAの助けになってるって思ってた。でも今はそうは思えない」

佐久間「…照だって聞いてたでしょ？あの時」

何だそれ

やっぱり俺は知らないんだ

佐久間「今度はね、Aが俺を愛してくれるんだって」

は？

岩本「…なんでそうなるんだよ」

俺だけ取り残されてる

でもこれだけは分かる

佐久間はAを愛してる

そして

照もまたAを愛してる

佐久間「愛して、くれて、る、んだ、笑」

…

岩本「ぶん殴ってやろうと思ってたのに…そんな顔されたら何もできねぇじゃん…」

佐久間「何で照が泣くんだよ、」

1人の女のことで何人の男が人生を狂わされたか

まぁ俺もその1人なんだけど

深澤「馬鹿だなぁ、お前ら」

佐久間「ふっか、照、約束守れなかっ、ごめ、」

“7人で幸せになってやろうぜ”

“Aだけは幸せにしてやろうな”

深澤「俺は…もう佐久間しかいないって思ってるよ。何も知らないからね」

佐久間「俺は、だめだわ、まだ無理」

深澤「まだ、だろ」

岩本「…中途半端を途中で終わらせんなよ」

深澤「佐久間、？」

佐久間「もう…純粋な気持ちでAを好きって言えない…今もこれからも」

こんな佐久間を見るのもやっぱり初めてで

佐久間「俺のものにしたいって思うし、他の男に触らせたくないし、抱きたいし、ずっと俺の側に置いときたいし…」

岩本「…。」

佐久間「気づいたら、もう戻れないとこまできてて、」

そうだよな…照

一歩間違えば俺らがそっち側だったかもしれない

でもそれは“間違い”なのか？

考えてることは同じ

佐久間「…ごめん、まだ、無理だ、」