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北斗side
樹と俺の考えは昔から似てて 、だからそう 。
今日の言葉も 、偶然考えが似てて 、
「 ねえ兄ちゃん 、」
「 兄ちゃんだからって言葉に捕えさせてごめんね 」
樹「 だからもう 、居なくならないで 、 」
樹の大きな不安が震える声となって 、放たれた 。
優吾「 っ .. ぁ 、ぐ 、」
俺らから顔を背ける兄ちゃん 。
大我くんと慎太郎くんが 、笑って優しそうな顔で見つめてて 、
大我「 こーち 、お前 、良かったなあ 」
慎太郎「 ほんとこんな可愛くて良い弟に恵まれてよ 」
大我「 もうこんなことすんなよ 、」
慎太郎「 この3人は 、お前の弟で幸せなんだから 」
大我「 こーちも 、3人の兄であることに幸せを感じろよ 」
優吾 「 っ 、てめぇらに言われなくても 、樹と北斗とジェシーの兄で 、ずっと幸せだってのばあか 、」
そんな言葉に樹の大きな瞳から溢れる水分 。
さっきまで泣いてなかったからな 、アイツ 。
樹「 っはあ 、よかった 、ぁ 、」
ほんと 、よかった 。
優吾「 ごめんな 、お前らに心配かけ 、 ／ 謝んないで 」
ジェシー「 兄ちゃんは悪くないよ 、頑張っててちょっと疲れただけだよ 」
優吾「 でも 、」
ジェシー「 でもじゃないの！！俺らは感謝してんだから素直に受け取って！！」
優吾「 っは 、わかったわかった(笑)」
優吾「 ありがとう 、みんな 」
樹「 っ 、」
樹の涙が止まらなくて 、やっぱ泣き虫だなって思いながら笑ってたら、
樹に拗ねた顔して怒られて(笑)
「 兄ちゃんありがとうね 」
って今なら感謝の言葉を告げられて 。
「 兄ちゃんだから 」
って言葉は魔法だけど 、呪物でもあって 。
兄ちゃんを苦しめるなら要らないよそんな言葉 。
兄ちゃんは兄ちゃん 、 俺らは俺ら 。
別に兄ちゃんだから頑張る必要なんかなくて 、俺らだって兄ちゃんのために頑張りたいから。
ね 、わかった？
「「「 兄ちゃん 、 だあいすき 」」」
.
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作者名：夕日 | 作成日時：2022年3月9日 21時
