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慎太郎side
ペアが終わって二人で北斗が心配で早く帰ってたら 、
自販機の近くに 、小さく蹲ってる人を見つけた 。
「 大丈夫ですか 、 ? 」
と小さく声を掛けると
樹「 .. へ 、 」
樹だった 。
「 ちょ 、 え 、樹 ?」
樹「 しんたろ 、 じぇし 、 っ .. もうむり 、 」
顔を上げてそう呟いた樹は意識を飛ばしてしまって 。
ジェシーは素早く樹を抱えた 。
ジェシー「 っ 、 あっつ .. 、」
「 っ 、ジェシー 、 」
ジェシー「 だいじょうぶ 、 慎太郎は悪くないよ 戻ろうか ? 」
ジェシーの声は安心する 、すっごく 。
俺が言い過ぎたかな 、言い過ぎて 体調悪かったの言えなかったのかな 。
そう思ってることに気付いたんだろうなジェシー 。
優しいから 、 。
勢いよくジェシーが楽屋の扉を開けると 、
北斗も起きていて 、大我とコーチも心配げな顔してて 。
北斗「 っは 、 よかったあ .. 樹 、 」
北斗は気付いてたんだ 。なんで体調悪かった北斗が気付いて俺らは気付けなかったんだろう 。
そんなことを思っていたら 、樹はパッと目を覚ました 。
まだジェシーの背中の上の樹 。
樹「 っ 、は .. ぅ 、」
「 樹 !! 」
樹「 しんたろ 、 どうしたの (笑) 」
「 てかジェシー 、降ろしてよ! 」
と 、無駄に空元気な声で言う樹 。
北斗「 樹 、お前無理しすぎなんだよ 」
「 ごめんねじゅりぃ .. 」
樹「 へ 、ごめんって (笑) 」
優吾「 樹 、ごめんな 」
樹「 ねえどうしたのみんなあ 、 大丈夫だって 俺が悪いのに (笑)」
優吾「 俺ら 、 北斗のことばっかで 、」
樹「 なあんにも悪くないよ大丈夫 、 」
優しい口調でそうやって言う樹 。
樹「 っはあ 、 俺眠いからジェシーこのまま俺の家連れてってねえ 、 」
なんて心配させないようにとその言葉を放った樹はホントにジェシーの背中の上で眠ってしまって 、
すやすやと可愛らしい寝顔で 。
どこか安心しきったように 。
「 今日は俺が看病してあげる 、樹 」
無理させちゃったから 、
樹の家着いたら 、いっぱい甘やかしてあげよ 。
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作者名:夕日 | 作成日時:2022年3月9日 21時