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優吾side




スタッフさんから北斗と樹のペア撮影が終わったという報告が来て 、次の末ズのペアは撮影に行ってしまって 。



残ったのは俺と大我の年長ペア 。



静かで落ち着いてる空間 、なんか好き 。




そんなことよりも 、撮影終わった割に二人の帰りが遅くて 、


俺も大我も心配になってきて 。




北斗倒れちゃったのかな 、とか トイレかなとか 。




そんなこんなで俺は楽屋を飛び出した 、と言ってもまあ探しに行っただけだけど 。




そしたら廊下の先にゆっくりゆっくり 、北斗を支えながらやってくる樹を見つけた 。




北斗はもう意識朦朧で 、そっちにしか目が向かなくて 。




「 北斗 !! 」




「 樹 、お前なあ?歩かせんなよこんな状態で北斗を 、 この距離くらいおぶってやれよ 」



なんて 、樹にちょっとだけ怒るように言葉を放った 。



樹「 っ 、へ .. ごめ 、」



変な反応をする樹に違和感を覚えたけど 、 少し薄らと樹の目に浮かんだ涙にその時は気付かなくて 。




「 もう 、俺がおぶるから 変わって 」




樹「 .. 、 ごめん 」



そのまま樹のことは半分無視で 、今は北斗のことに集中しようなんて思って 、




樹のことを見ずに 、俺は走って北斗を楽屋に連れてった 。




慎太郎とジェシーのペア撮影中の楽屋はやっぱ静か 。




北斗はもう楽屋に着いた途端 、 ソファで速攻眠ってしまつて 、




熱も高そうだから熱冷まシートをとりあえず貼っておいて 。




大我「 北斗 、苦しそうだね 」




なんてなんだかんだで一番心配してる大我はちょっと場違いだけど可愛らしくて 、



きっと北斗もすぐ元気になるだろう 。



大我の看病があれば 、なんてほわほわ思う 。






そんなこんなで十数分後 、パッと北斗が起きた 。




樹は未だに帰って来てない 、 そんな楽屋 。




そんなことにすら気付けなかった 、 俺はホントに情けない 。




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設定タグ:SixTONES , 病系 , 短編集
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作者名:夕日 | 作成日時:2022年3月9日 21時

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