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慎太郎side
どんどん 、どんどん辛くなってくる体調 。
辛いけど 、話したいこともいっぱいで 。
週一しか来ない兄ちゃんと過ごせる時間は大切にしたい 。
「 っはあ 、 それでねっ 、」
必死に俺が話してたら 、兄ちゃん流石に止められた 。
北斗「 慎太郎 、そんないっぱい話してたらキツイでしょ？ 」
「 イヤっ 、別にしんどくない 、 」
北斗「 ほら 、一回横になろ ？ 」
「 やだっ 、やだっ .. やだぁ 、 」
何故かわからなかった 、迷惑かけちゃいけないって頭にはぐるぐるループしてあるくせに口から出てくるのはヤダって言葉一つ 。
北斗「 慎太郎 ？？ 」
「 いやっ 、いやなのっ .. はぁ 、ぐすっ 、」
北斗「 慎太郎 、？？ 待ってね 、先生呼ぶから 、 」
あーあ 、迷惑掛けた 。
頭では分かってるのに言動に現れるのは兄ちゃんに甘えたいって本心だけ 。
理性が俺の行動を制止してくれなかった 。
涙も止まらないけど 、なんの涙なんだろうかこれは 。
「 やだっ 、にいちゃんっ 、せんせ 、いらないっ 、」
北斗「 え、？？でも 、慎太郎しんどいよ 、？？ 」
「 やなのっ .. にいちゃんがいいのっ 、」
言葉から出るのは 、甘えたいって俺の心の声 。
伝えられなかった 、伝えるべきではなかったそんな言葉 。
ごめんね 、兄ちゃん 。
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作者名：夕日 | 作成日時：2022年3月9日 21時
