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ジェシーside
朝からクラクラしたんだ 。
血足りない感じが分かっちゃうくらい 。
目の前が真っ暗になったり 、チカチカしたり 。
でも貧血の薬とか 、そんなの家にないし 。
とりあえずみんなに会いたくて 、意地でも仕事場に向かった 。
そしたら結構早かったみたいで 、まだひとりぼっち 。
一人とか、辛い 。
今の状態で一人はやだな 、そう思ったら楽屋のドアが開いた 。
大我が居て 、ソファーで沈んでいる俺を見てすぐ駆け寄ってくれた 。
大我「 ジェシー 、どこがきつい ？ 」
そんな話をしている時だった 、また楽屋のドアが開いて 。
コーチだった 。
コーチは 、何かを買ってこようとしてくれてすぐに楽屋をまた出ていこうとしてた 。
でも俺 、なんか知らないけど「 いかないで 」そんな気持ちが強くなって言葉に出しちゃって 。
一瞬驚いた顔してたけど 、コーチ笑ってくれてね 。
嬉しくって 。
なんか安心しきって 、寝ちゃったんだよね 。
＿＿ ..
「 ジェシー 、ジェシー 」
そんな誰かの優しい声で目が覚めた 。
電気は消えてた 。
コーチ 、俺が起きてる間には消さなかったのに 。
そういう所 、みんなホントに優しいんだから 。
北斗「 ジェシー 、どう？ 」
「 だいじょーぶだよ ！！ 」
そんなこと言うけど 、まあまあキツい 。
寝ちゃったから薬も飲めなかったし 、
とりあえず気持ち的にもってことで 、今薬を流し込んだ 。
ああ 、できるかな 。
ファンの子達に心配かけないくらいの元気出せるかな 。
馬鹿みたいに不安で 、その不安がみんなに伝わってたのかな 。
優吾「 出来るよ 、ジェシーなら 」
そんな優しい 、コーチの声が耳に届いた 。
.
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作者名：夕日 | 作成日時：2022年3月9日 21時
