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貧血《 RED 》 ページ21

優吾side




「 おはよう !! 」



今日は俺は普通に元気 。まあみんなに会えるしYouTubeの撮影楽しいし 。




そう思えば大我に 「 シーッ ! 」って人差し指を口に当てて 、静かにって言われちゃってね 。





「 ん?? 」と思ったらジェシーがソファーで沈んでいた 。




生憎今は大我しか居なかったっぽくて薬も水も色んなものも買いに行けなかったっぽい 。




こういう時 、俺もうちょっと早く行けばよかったなって後悔すんだよね 。




「 俺なんか買ってくるわ 」そう言って楽屋を出ていこうとした時だった 。




ジェシーの 、



「 いかないでっ .. 」




そんな弱々しい声に引き止められた 。





流石にこんな弱ってるジェシーを久しぶりに見て 、俺は行くことが出来なかった 。




だけどやっぱりジェシーはキツそうだから薬とかを飲ませてやりたい 。




どうせ 、こんな状態であろうと仕事はやる気なんだろうし 。




仕方ないか 、北斗に頼んでおこうかな 、




そう思ったら「 北斗に薬とか頼んでおいたよ 」って大我が言った 。




なんだかんだ 、みんな優しいねホント 。




ジェシーはずっと腕で目を覆うようにして眠っていた 。




「 ジェシー 、目眩すんの ? 」




ジェシー「 っ 、うん 、」




電気消そうかな 、とも思ったけどそうしてしまえば逆に変な気を遣わせそうだな 。そうも思う 。




ジェシー気にしいだから 。




「 ジェシー 、撮影休む ? 」




返ってくる答えは分かっているけど 、一応 。




ジェシーはゆっくり横に首を振る 。




案の定 、休む気はないみたい 。





でも喋る気力もないだなんて 、休ませたい気持ちが募るだけ 。




ああ 、もうジェシー 、無理しないでよ 。





お前の元気は俺の元気なんだから 。




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作者名:夕日 | 作成日時:2022年3月9日 21時

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