検索窓
今日:28 hit、昨日:23 hit、合計:104,518 hit

. ページ20

優吾side




俺のせいでダンスレッスンが中断 。




そう考えたら 、余計辛かった 。




樹に「 お前のせいで止まってんだよ 」って言われて余計に 。




だから自主練 。




自分でもそんな体力残ってないことは分かっていた、筈だったけど 。




「 っ、はぁ 、っふ .. 」




メンバーには気付かれないように呼吸を整える 。




「 っひ 、はぁっ、 .. 」



なかなか整わない呼吸に 、自分自身も焦る 。




体が熱い 。火照ってる 。




熱いのに 、寒い 。




ダメだ 、無理だって 。そう言葉にしたかった 。





でも俺は 、そんな言葉を放つ前に倒れたみたい 。




__ ..



次に目が覚めた時は 、ジェシーと樹が傍に居た 。




ジェシー「 こーちっ 、こーち !! 」




涙目でこっちを向いて俺の名前を連呼するジェシー 。



ちょっと可愛らしくて 、微笑ましい 。




ジェシー「 コーチ 、体調大丈夫 ?? 一応点滴とかは打ってもらったんだけど .. 」




言われてみれば体が楽だった 。



まあまだ熱はあるみたいだけど 。




「 ふふ 、大分楽だよ 、ごめんね ?? 」




ジェシー「 コーチは何にも悪くないんだよ 、俺らが気付かなくて最後まで無理させちゃったよ .. 」




「 俺が言わなかったから 、」




また「 ごめん 」そう言おうとした時だった 。




樹「 全部俺のせいだから 」




イヤイヤ 、樹は悪くないでしょ 。




心の中でそう突っ込むけど 、アイツの顔はほぼ泣きかけで 。




「 樹 、お前は悪くないよ 真面目に仕事しようとしてただけでしょ ? 」




樹「 ちがう 、イライラしてて 、言い過ぎたの 」




ジェシー「 まあまあ 、樹も言い過ぎたしコーチは最後の最後まで言わなさ過ぎた !! もうどっちもどっちで両方謝っとこ !! 」




ジェシーさっき俺は悪くないって言わなかったっけ ?




まあでも 、お前のそういう所尊敬するわ 。




ちゃんと空気を取り戻そうとしてくれる所 。




「 ごめんよ 、ジェシーも樹も 」




樹「 っ 、ごめんなさいっ .. 、」




完全に泣きかけの樹に 「 ハハッ、 」って笑ったらムスッとした顔をされた 。




ジェシー「 で 、コーチ 俺貰ってないよ !! ごめんなさいよりも欲しい言葉 !」




「 ふふ 、ありがとう 」




そう言えばジェシーはニコニコ笑って 、指を立ててグッドポーズ 。




ああ 、本当にコイツらが大好きだ 。



__ ..


NEXT ▷▷ 赤

貧血《 RED 》→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
411人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 病系 , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夕日 | 作成日時:2022年3月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。