求め合い。１８ ページ19
あれから、別室にいた両親等には涙で真っ赤に腫れた目を見られるのはまずいと言い
佐藤君に
佐藤『すみません。
Aさんの気分が悪いみたいなので、少し外の空気を吸ってきます。』
そう伝えてもらい、中庭に来た。
「佐藤君、私が連れ出してって言った意味、わかる?」
佐藤「俺に、何かを伝えたかったから…。」
「この話はまだ、誰も知らない話なの。」
そう佐藤君に伝え、私は過去の話を始めた。
私は産まれた時、身体が弱くていつも危ない状況だったらしい。
そんな私の叔母様、
お父様のお母様は身体の弱い私を産んだお母様を嫌うようになった。
叔母様はいいようにお母様を使い、
私が泣いたら私の寝ているベビーベッドを揺らして、無理矢理泣き止まそうとしたり…私はそれで意識がなくなり危ない状態になった事が何度かあるらしい。
でもそれは必ずお父様のいない時だったらしい。
一度、お父様が帰宅した時に私を叩いている叔母様を見たらしく、お父様は激怒。
でも、それからは開き直ったのかお父様の前でも堂々とするようになったらしい。
耐えきれなくなったお父様は大企業ながらも事は内密とし、叔母様と家族の縁を切ったらしい。
別居が始まって、
でも、それからも続くお母様の嫌がらせ。
そんな時に判明したのはお母様の乳癌だった。
お母様はそれから乳癌と闘っていた。
何度手術を試みても進行していて、
お母様は私が中学1年生の時に他界した。
「…だからかな、お父様は普段から凄く優しいの。
優しかったの。
そんなお父様の決めた私の婚約者。
でも、私の彼に対する気持ちは変わらないの…。」
誰にも言えなかった過去を言えたからか私は少しすっきりした。
廉にも話した事の無い過去の話、
さっきとは全く違った悲しそうな表情で聞いてくれた。
佐藤君の御家族が帰宅し、シャワーを浴びようとした時鏡に写った私の首筋には…
濃くはっきりと彼の印を付けられていた。
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深紅ティアラ - 更新頑張って下さい! (2019年2月11日 11時) (
レス) id: 2a69e5e52f (このIDを非表示/違反報告)
詩。-uta-(プロフ) - あいさん» うわあああああああありがとうございます(；；)亀更新になりますが少しずつ頑張ります!! (2019年1月13日 18時) (レス) id: 70f4cee6d4 (このIDを非表示/違反報告)
あい - お話とても好きです。更新楽しみにしています！ (2019年1月13日 6時) (レス) id: 400535e30c (このIDを非表示/違反報告)
みさりん - キュンキュンを超えて、ズッキュンズッキュンします！更新頑張ってください！ (2017年1月8日 0時) (レス) id: 05a8af2ae1 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがーみる - ハラハラドキドキですっ 更新頑張ってください!! (2016年4月28日 6時) (レス) id: 1ec36ef236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃ | 作成日時：2016年3月30日 1時
