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金澤は不服そうに福尾を見る。
｢なんで恥ずかしそうなんだよ。眼鏡を馬鹿にしてるとしか思えん。｣
｢してないって！｣
｢してる！｣
｢ざわくんだってコンタクトにしたら恥ずかしそうやん。｣
｢恥ずかしくない！｣
三嶋はふふっと笑う。
久しぶりに素にかえって笑えた気がしたのだった。
普段は人の上に立って指導する立場の三人がここでは気楽にテキトーなことを言える。
三人にとって安らぐ時間だった。
というのも、三人は警察学校時代の悪友である。
この三人に加えて小柳津も仲間うちの一人だった。
｢あー、なんで哲也は来ないの？あいつ絶対暇でしょ。会議に参加してもいいのに。｣
金澤がメニュー表を眺めながら言う。
三嶋は首を振った。
｢会議室が嫌いらしいよ。この前、公安本部会議の会議室のこと鬼ヶ島って言ってた。｣
｢哲也っぽいなぁ。｣
｢なにそれ、僕らが鬼に見えてるってこと？｣
｢多分ね。｣
へぇー、とメニュー表を福尾に渡す。
｢俺も決まったよ。Aは？｣
｢私も決めた。｣
｢すいませーーん！！｣
金澤の甲高い声が響く。
思わず笑ってしまう福尾と三嶋。
店員が注文を取りに来て、料理が出てくるまでプライベートな話。
｢そういえばさ。風の噂で聞いたんだけど、君らはいつの間にか付き合っていつの間にか別れたの？｣
｢ぶっはぁっ｣
飲んでいた水を吹き出す三嶋。
福尾もむせ返っていた。
｢その反応は……どっち？｣
｢｢付き合っとらん！！｣｣
激しい剣幕に仰け反る金澤。
苦笑いをしながら水を飲む。
｢なぁーんだ。水臭いなと思ってたけど付き合ってなかったのか。｣
｢付き合っとるわけないやん。｣
三嶋が全力で否定する。
｢えぇー、その言い方は悲しいなぁ。｣
ニヤニヤしながら言う福尾。
その反応を見た三嶋は嫌味ったらしく言う。
｢さすがミニパトキラーは違うね。｣
｢ぶっ｣
今度は金澤が水を吹き出した。
全く、汚い机になってしまった。
｢そのあだ名つけたのざわくん。ほんといい迷惑だよね。｣
福尾は頭を抱える。
｢女性警官の憧れの的だからミニパトキラーってあだ名つけたら、いつの間にかりょうくんがヤリ〇ンみたいな感じになっちゃったんだよねー。ほんと申し訳ない。｣
そう言う割には反省していなさそうな様子の金澤。
｢思ってないでしょ。……ほんとのヤリ〇ンは哲也なのにねー。｣
｢警察官がそんな言葉使うな！｣
三嶋が一喝する。
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ｭｩﾅ(プロフ) - てつやの漢字って徹也←こっちじゃないですか？ (2021年1月7日 9時) (
レス) id: 27390dba10 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - とっても面白いです！！ワクワクしてこれから楽しみです〜！！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: ad4aaf0953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たたしぃ | 作成日時：2020年8月2日 17時
