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｢大丈夫、須賀は十分綺麗やから。｣
柿原が實吉の手を払って、須賀の頭を撫でる。
｢うわぁぁあ柿原！最高！モテるよその発言！｣
｢へへ、惚れた？｣
｢ごめん、顔がタイプじゃない！｣
｢うそぉ。｣
紳士な柿原と意地悪な實吉。
加賀美は2人の地味な攻防戦(？)を見て波乱の予感がした。
｢そういえば、公安部の会議って誰が参加するんですか？僕全然知らないんですよ。｣
柿原が小柳津に聞く。
小柳津は、あー、と天井を見上げながら言った。
｢公安総務課長、公安第一課長、第二課長、第三課長、第四課長、外事第一課長、第二課長、第三課長、サイバー攻撃センター長と公安機動隊特捜班班長のAちゃん。計十人。おっそろしい面々が集まってる。俺行きたくないんだよね。立場上は俺と俊光とAちゃんは同じなんだけどあっちの会議の書類上はAちゃんが班長。｣
へぇ、と頷く一同。
｢小柳津さん、ちゃんと把握はしてるんですね。｣
實吉が半笑いで言う。
｢なめんなよー、Aちゃんの代理で一回行ったことあるんだよ。マジで怖いの。あそこは鬼ヶ島。｣
｢ぶっ｣
鈴木が笑う。
それを嬉しそうに見つめる小柳津。
｢……鈴木さん、ツボ浅いんですね。｣
柿原が可笑しそうに笑う。
若しかすると、この2人も名コンビなのかもしれない。
……と、想像するところで柿原はその想像をやめた。
どうしたって、小柳津と三嶋のコンビを超える者たちは現れないだろう。
柿原、須賀、加賀美、實吉は風の噂で聞いていた。
頭脳明晰で身体能力にも優れている三嶋と、こう見えても頭の切れる天才肌の小柳津。
捜査一課時代の数々の好成績。
それと……
｢おい！小柳津、どうした、早く走ってアイツぶっ殺そう！｣
｢ダメだって！逮捕逮捕！｣
｢おらぁ！走れええええ！！｣
その当時の三嶋が小柳津よりも荒れていたことも。
そんな2人に身体能力が異次元な鈴木俊光が加われば、どんな科学変化が起こってしまうのか。
｢……怖いねぇ。｣
ボソリと呟く。
その声を拾った須賀は小さく頷いた。
｢俺まだ朝飯食べとらんし、なんか頼む？ここで頼めば経費で済む！｣
｢それやり過ぎでAさんに怒られてませんでした？｣
｢もう寿司とかは頼まん！俊光、何がいい？Aちゃんおらんけど歓迎会やろう！｣
それから何分後か。
全員で寿司のメニュー表を見ていたことは誰にも三嶋に言わなかったという。
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ｭｩﾅ(プロフ) - てつやの漢字って徹也←こっちじゃないですか？ (2021年1月7日 9時) (
レス) id: 27390dba10 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - とっても面白いです！！ワクワクしてこれから楽しみです〜！！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: ad4aaf0953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たたしぃ | 作成日時：2020年8月2日 17時
