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りょうside


てつやのすぐ後ろをついて行くA。

好奇心旺盛な彼女は目をキラキラ輝かせている。


「洗濯機ってどうやってまわすんだっけ!!」


やっぱり、てつやは洗濯機回せないみたい。

『いつもどうやって生活してるのよ。』

「たまにAにやってもらってるやん。」

『は!?1ヶ月に2回くらいしかしてないよ?』

「それで足りるの。」



Aもこう言いつつも世話焼いてるんだ。

ネット記事さん、バカ担当じゃなくてツンデレバカ担当なんだよね、うちの子。


『これはね、この洗剤ここに入れて────────』


頑張って説明しているAを写す虫さん。

ニヤけてるぞ。

てつやも説明聞かずに一生懸命なAを見てニヤけてる。


『─────────というわけです!わかった人ー!』

幼稚園の先生みたいにてつやに聞く。

まだ鼻水垂らしながらてつやは大きく手を挙げた。


「はーい!!」


うん、絶対わかってないな。


『以上!サブチャンネル終了!』


ニッコニコの笑顔をカメラに向けるA。

虫さんも録画を止める。


がたがた揺れる洗濯機を残して、リビングに戻った。


数分経って、なにやらAととしみつが真剣そうな顔をして話しているのに気がつく。

どうしたんだろう。



会話に入っていく雰囲気でもないし、かと言ってどこか行こうとも思わなかったからそのまま会話を聞き続ける。


『バンドは?順調なの?』

「うーん、まあ。」

『……嘘だぁ、としみつ嘘つく時わかり易すぎ。』

「……。」


としみつのバンドの話か。

この2人は東海オンエアの音楽部門だから積もる話でもあるのだろう。

それぞれ、個人で音楽活動をしている。

当時、俺にはとしみつがAとバントやユニットを組まずに他でバンドを組んだのが理解できなかった。

もちろん今もなんでかは分からん。


ただ、としみつがバンド組むって言った時、Aが寂しそうだったのは覚えてる。


ほかのメンバーもびっくりした。

てっきりAとやっていくと思ってたし。



「解散するかもしらん。」

『……へ?』



Aの複雑な表情。

見る人から見れば、嬉しそう、ともとれる。


でも、その感情を隠そうと必死な顔。




Aの音楽活動があまり盛んではないのはみんな知っていた。

ここ3年で出した曲は3曲。

どれも当たってるけどA自身はどうだろう。

心の底から楽しめてやっているのだろうか。

としみつ、バンド辞めるってよ。→←sub・今日もてつやを起こします



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ピンクのとり - めっさ好きやぁ、、、、更新頑張ってください! (2020年8月19日 20時) (レス) id: f66f4367d9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます! (2020年8月2日 18時) (レス) id: a8bb684134 (このIDを非表示/違反報告)
名無し46579号(プロフ) - 奏さん» 準備完了しました!是非ー! (2020年8月2日 18時) (レス) id: e23056d966 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - このお話すごく好きです  新しいお話の教えて欲しいです。 (2020年8月2日 17時) (レス) id: a8bb684134 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たたしぃ | 作成日時:2020年7月22日 8時

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