会いたい ページ6
焦凍side
『八百万、お前さっき連絡してるって言ってたよな。連絡がつかなくなるまでどんな会話をしていた』
八百万「そうですわね…Aさんはお菓子がお好きということで紅茶に合う美味しいお菓子を紹介してもらったり、中学校のお話や芸能界の話などですかね。それがどうかされました？」
『いや…少し気になっただけだ』
八百万「あ！雄英高校を受けた理由もおっしゃっておりましたわ！“もう大切な人は失いたくないから”と…」
『そうか…』
八百万「“約束の場所だから”とも言っておりましたわ。」
『本当か？！』
八百万「え、えぇ…」
『教えてくれて、ありがとな』
八百万「はい…あ、また明日！」
俺は足早に教室を出た
Aは約束を守ろうとしていた…
じゃあなんで退学したんだ…どうして…
Aに会いたい
会って話がしたい
突き放してしまったことを謝りたい
ひとりぼっちにしてごめん…
姉「焦凍お帰りー。入学式どうだった？って焦凍？！」
『ワリィ、今からちょっとすることあるから』
姉「ハァ…もー、しょうがないんだから」
俺はStellaの会見を見直した
Aは昔から気持ちが顔に出るやつだ
『やっぱり…』
笑ってはいるが、どこか寂しそうで耐えているような表情
それに、一言も言葉を発していない
何かAの退学には裏がある
それはきっと誰にも言えないこと
でも、今の俺にはどうすることもできねぇ
『情けねぇ…』
いつか、お前を守れるように強くなろう
それぐらいしか今の俺にはできない
俺は立ち上がり、道場に向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梨菜(プロフ) - コメントありがとうございます（泣）！今、夏休みの宿題に追われてまして…頑張ります！ (2018年8月20日 16時) (
レス) id: b47de58dc9 (このIDを非表示/違反報告)
竹ちゃん - 初コメ失礼します！早く続きが見たいです！更新待ってます！ (2018年8月20日 13時) (レス) id: f53a47f0ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梨菜 | 作成日時：2018年8月7日 18時
