約束 ページ5
焦凍side
今、世間はStella再活動で大盛り上がり
どのチャンネルをつけてもその話題ばかりだ
雄英に落ちたから活動を再開したのか？
いや、そんなことするやつじゃない
俺はこのモヤモヤした気持ちのまま“約束の場所”へ向かった
やはりA組にもB組にもAはいなかった
そういえば、入試の時のあの女も見かけないな…
名前聞いとけば良かった
担任が出席を取る
でも、俺の隣の席には誰もいなかった
相澤「11番・しづ…障子目蔵」
“しづ”って言ったよな…
“しづ”から始まる苗字は詩蔓しか知らねぇ
11番っていったら普通に数えたら俺の隣の席だ
まさか…
Aはここにいるはずだった…？
説明を終え、教室を出て行く相澤先生
Aのことについて聞くために俺は教室を飛び出した
爆豪「オイ…」
相澤「どうした、爆豪」
爆豪とかいうやつが先に話していた
とっさに何故か隠れてしまった
爆豪「詩蔓って言おうとしたよな？あいつはどこだ。」
爆豪は俺がしようと思っていた質問をするからすごく驚いた
何故爆豪がAのことを気にするのかも気になったが、今はどうでもいい
そして帰ってきた答えは…
相澤「詩蔓A、あいつは退学したよ」
一瞬思考が停止した
受かっていたのか…
入学していたら…と考えるとすごく複雑な感情になる
会いたかった気持ちもあるが、会って辛い過去を思い出させてしまったらと思うと…
どちらにしろ、Aは雄英には来ない
“約束”は果たされなかった…
体力テストを終え、教室に戻り帰る準備をしていた
八百万「と、轟さん…」
『八百万か。入試の時も一緒だったよな』
八百万「えぇ！それで、あの…わたくし探している人がおりますのですが。」
『もしかして入試の時の怪しい女か？』
八百万「はい！ちなみに全然怪しい方なんかじゃありませんよ！あ、それでA組にもB組にもおらっしゃりませんから心配で…最近は、連絡をしても帰ってきませんし」
『そいつの名前は？』
八百万「詩蔓Aさんですわ」
聞き間違えじゃないよな…
じゃあ俺はあの時Aと…
『詩蔓Aは退学したってよ…』
八百万「えぇ！そうなんですの？！これからもっと仲良くなろうと思っていましたのに残念ですわ…」
『八百万、お前さっき連絡してるって言ってたよな。連絡がつかなくなるまでどんな会話をしていた』
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梨菜(プロフ) - コメントありがとうございます（泣）！今、夏休みの宿題に追われてまして…頑張ります！ (2018年8月20日 16時) (
レス) id: b47de58dc9 (このIDを非表示/違反報告)
竹ちゃん - 初コメ失礼します！早く続きが見たいです！更新待ってます！ (2018年8月20日 13時) (レス) id: f53a47f0ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨菜 | 作成日時：2018年8月7日 18時
