戻れないあの日【茅ヶ崎至】 (ページ12)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:11,152 hit

Review.11 ページ12

夕飯の買い物をして行くと言ったのでスーパーに来た

茅ヶ崎「スーパーとか滅多に来ないわぁ」

『将来自炊できないと一人暮らしできないぞー』

茅ヶ崎「宅配ピザで生きてく」

『健康診断で引っかかるやつ笑笑。ま、美味しいご飯でも作ってくれる可愛い彼女作れば？それくらいすぐ作れそうじゃん』

茅ヶ崎「ヤダ」

『即答かよ』

茅ヶ崎「だって絶対それ見た目で寄ってきたやつじゃん」

『じゃあ人と関わって素の自分好きになってもらえる子見つけろ』

茅ヶ崎「ムリ」

『だよねー』

わかってた、と付け足された

茅ヶ崎「仁坂って料理上手いの？」

『人並みには？それに私のおばあちゃん料理研究家だし』

茅ヶ崎「マジか。俺仁坂ん家に嫁ぐわ」

『婿養子かよ。お断り』

.

.

.

茅ヶ崎「結局ここでも荷物持ち…」

『ごめん。ついつい色々買っちゃって…あっ』

何か思い出したのか、突然立ち止まった仁坂

『そういえば、おばあちゃんがピザ焼いたから取りに来いって言ってた。取りに行こ！』

茅ヶ崎「近いの？」

『私の住んでるマンションの通り道だから大丈夫』

仁坂のおばあさんのピザとか絶対うまい

.

.

.

ピンポーン

祖母「はーい」

『おばあちゃん、Aだよー』

祖母「あら、よく来たわね～。ちょっと待ってて』

ガチャ…

祖母「はいこれピ…ザ…」

『おばあちゃん？』

祖母「Aちゃん！！もしかして彼氏！？」

『違うよおばあちゃん！』

茅ヶ崎「どうもはじめまして。茅ヶ崎至と申します。Aさんとは真剣にお付き合いを『お前も悪ノリするな！』」

祖母「じゃあお友達？それにしてもイケメンね～。2人でお出かけ？」

『バッタリ会って、色々あって今から家でゲームするの』

祖母「2人で？！若いわね～」

『おばあちゃん…』

この人がこの前言ってた演劇好きのおばあさんかな？

祖母「老人がそんなに邪魔するのも悪いし、お暇するわね！じゃあまたね！茅ヶ崎君も！」

バタンッ…

『ごめん茅ヶ崎…』

茅ヶ崎「元気なおばあさんだったね」

『3kgの米とか軽々両脇に抱えるからね…』

茅ヶ崎「スーパーおばあちゃんだな…」

To be continued…