Review.14 ページ15
茅ヶ崎「んっ…」
たしか飯食った後ゲームしてて…寝落ちしたのか
今何時だ?
それになんか、膝のあたりが重い…
『スゥ…スゥ…』
茅ヶ崎「…」
.
.
ギャルゲのスチルかな?
なんで俺の膝で寝て…!?
『んん…』
茅ヶ崎「っ…」
男に無防備すぎる…
『んっ…ふぁ…』
茅ヶ崎「あ、起きた」
『おはよ〜』
マイペース…
『至の膝すごい…!私、枕変わると寝れなかったり体調崩したりするんだけど何もないよ〜』
茅ヶ崎「そりゃ良かった。で、そろそろ起き上がってもらっていい?」
『あ、ごめんごめん』
起き上がって伸びととも大きなあくびをする彼女は、ずっと見ていられる気がした
じゃなくて!
茅ヶ崎「今何時…!」
AM7:03
茅ヶ崎「朝、か…」
『朝ごはんの準備しなくちゃね〜』
なんでそんなに冷静!?
『私パン派だけど、ご飯の方がいい?』
茅ヶ崎「いや…悪いしもう帰るよ」
『そう?』
俺はソファから立ち上がり荷物をまとめる
『また、遊びに来てね』
茅ヶ崎「…わかった」
玄関に向かうとAはちょこちょこと俺の後ろに付いてきた
『お姉さんによろしくね』
茅ヶ崎「うん。……あのさ」
『ん?』
茅ヶ崎「そんなに無防備だと、いつか食われるよ」
『!?』
茅ヶ崎「それじゃ、また学校で」
『バイバイ!!』
バタン…
茅ヶ崎「はぁ…」
“『また、遊びに来てね』”
なんなんだ、この気持ちは…
.
.
茅ヶ崎「ただいまー」
姉「いたるぅぅぅ!!」
茅ヶ崎「何…」
姉「Aちゃんのとこに泊まってきたんでしょ!!」
茅ヶ崎「…」
姉「えっ、ほんとに…?どこまで、どこまで進んだ!」
茅ヶ崎「何も進んでないし、始まってもない」
姉「ハァ…せっかく高校デビューしたんだから、使えるものは全部使いなさい!あんな可愛い子滅多にいないわよ!」
茅ヶ崎「Aには全部バレてるよ」
姉「……ハァァァァ!?何やってんの!!」
茅ヶ崎「別に俺からバラしたわけじゃない。それにタイプじゃないってハッキリ言われた」
姉「え〜、せっかく可愛い妹ができると思ったのに……でもまぁ、アンタはまんざらでもなさそうね」
茅ヶ崎「なっ…」
姉「まぁ頑張りなさい!私のためにも!!」
茅ヶ崎「ハァ…」
To be continued…
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作者名:梨菜 | 作成日時:2019年3月22日 23時