Review.64 ページ25
本当の…
茅ヶ崎「俺たちに隠し事は無し、でしょ?」
『それは高校の時の話で…』
茅ヶ崎「じゃあ何か隠してるんだ」
あ、墓穴掘った…
『今と昔じゃ違うんだよ…』
あー、凄い泣きそう
我慢しろ私
茅ヶ崎「うん、だからこそじゃん」
『え?』
茅ヶ崎「俺らはもう子供じゃない。大人に従うしかなかったあの頃とは違うんだ」
『っ…私は…』
コンコンコン…
皇「おーい、Aさん至さん。早くしねーとカレーなくなるぞー」
『っ…はーい!今行くね!』
ナイスタイミングと言っていいのだろうか
『ごめん至。やっぱ今はムリ…』
茅ヶ崎「わかった…」
私の腰に回っていた至の腕がゆっくりと離れる
上半身下着姿だったから直に感じていた暖かさが消え一気に寒く感じる
パーカーをすぐ着るがさっきの暖かさとは違う
『寒い…(ボソッ』
あのままの状態が良かったなんて考える私は、大分変態だ
茅ヶ崎「ハグしながら行く?」
『アホか。てかそんなんじゃ歩けない』
茅ヶ崎「じゃあ手繋ご」
『ちょっ…』
茅ヶ崎「俺のアタックはこれからも継続だから」
『きっつ』
てかさっきキスしちゃったんじゃん
うわぁ、マジかぁ…穴があったら入りテェ…
茅ヶ崎「ほら行くよー」
さりげなく恋人繋ぎでもあるんだけど、もう気力なくて引っ張られるがままに歩いて行く
握られていない方の手で唇に触れる
キスなんて高校生の時以来だ
キスされた時の光景が頭にフラッシュバックして、今更顔が熱くなる
それと同時にきっと私以外の人と至はキスしたことあるんだろうなって思ってしまった
あーもう!!
私の思考回路が嫌になる!!!
To be continued…
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作者名:梨菜 | 作成日時:2019年2月12日 2時