たとえあなたが…【茅ヶ崎至】 (ページ22)

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Review.61 ページ22

『すっごく雰囲気のいいカフェですね！』

有栖川「ふむ、私はここの紅茶を東さんにプレゼントしよう」

高遠「何か注文するか」

『今日は私の奢りです！なんでも食べてください！』

御影「マシュマロトースト…」

『何枚頼んでもいいですよ！お金は腐るほどありますから！』

高遠「腐るほどって…」

月岡「それぐらいお仕事頑張ってるってことだよね。でも夕飯前だから、何枚もはやめときましょうね、密くん」

御影「わかった…」

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高遠「そういえば朝の茅ヶ崎へのパンチを見て思ったんだが、仁坂は何かやってたのか？」

『小学生の時に空手をちょっとやってましたね。それにもともと私、アクション女優志望だったんですよ』

御影「意外」

『私、この前一緒に来た桂さんにスカウトされて皇事務所に入ったんですけど、たまたま桂さんが観た私主演の舞台がアクションなしの正統派系で、そのイメージのままデビューしちゃったんですよね～』

高遠「自分がやりたいことができないって辛いな…よくわかる」

『別に嫌なわけじゃないんですよ。お芝居は楽しいですし…ただ、恋愛もの多くね？って最近思います…』

月岡「あ、でも次の天馬くんとのドラマは刑事ものなんだよね？」

『そうなんです！！アクションバリバリあるんですっごい楽しみで！このドラマで今までの清純派のイメージをぶち壊してやろうと思って！』

月岡「壊すのはどうかと思うけど…まぁ、色んなことができるってことを証明できるのはいいことだね」

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高遠「そろそろ出るか」

月岡「フラワーショップに行ってもいいかな？ドライフラワーを買いたくて」

『プレゼントどうしよう…』

有栖川「東さんはお酒が好きだよ」

『お酒飲めないんでよくわからないんですよね…あ、沙良ならわかるかも』

月岡「沙良？」

『友達で、結構な酒飲みなんですよ。今度ご飯一緒に食べに行くので、その時に聞いてみます』

あとは、万里くんと十座くんのお詫びのお菓子を…

御影「アリス、マシュマロ…」

有栖川「あぁ、そうだったね」

御影「お徳用は飽きた。東とかAがくれたようなのがいい」

有栖川「ワガママだねぇ」

『あ！この近くに有名人お墨付きのケーキ屋さんがあるんですけど、そこのギモーヴがすごい美味しいらしくて…「行く」じゃあこのあと行きましょう！』

有栖川「密くんは、まったく…」

To be continued…