たとえあなたが…【茅ヶ崎至】 (ページ20)

今日:17 hit、昨日:2 hit、合計:83,736 hit

Review.59 ページ20

色んなゴタゴタの処理を終えて、204号室に紬さんと2人きり

『今日はよろしくお願いします！』

月岡「じゃあはじめようか」

昨日の夜、紬さんにお願いしたこと…

“『紬さんって、家庭教師で現国教えてるんですよね？”

“月岡「そうだけど…」”

“『私の脚本読むのに付き合ってくれませんか！！』”

今回天馬との共演するドラマは刑事もので、難しい漢字がゴロゴロ出てくるんです
トホホ…

月岡「内容は見ない方がいいよね？」

『そうですね。わからないところがあったら質問します』

いざ！

.

.

.

『ほとんど読めなかった…』

月岡「随分時間かかっちゃったね」

ちゃんと義務教育は終えたんだけどな…
なんで日本人、あんな難しい漢字作ったんだよ

月岡「ふふ、Aちゃんって普段は芸能人って感じがしないね」

『え…？』

月岡「あっ、良い意味でだよ！親近感というか、緊張しないというか」

『普段はそうじゃないってことですか？』

月岡「天馬君もそうなんだけど、テレビで見てるとオーラがすごくて、自分たちとは住む世界が違うんだなぁって感じるんだ」

『いやいやぁ、普通ですよ？そうだ！何かお礼させてください』

月岡「いやいや全然いいよ！」

『何言ってるんですか！？お昼も食べずに5時間も付き合わせちゃったのに！(ただいま15時)』

月岡「んー、じゃあカフェに行かない？」

『カフェ？』

月岡「僕カフェが好きでね、万里くんとよく行くんだよ」

『万里くんと…意外』

月岡「だよね笑笑」

『じゃあお昼…いやこの時間だったらお茶か…とりあえず奢りますね！万里くんと十座くんにも昨日のお詫びを買いに行きたかったですし』

月岡「あ、でも男と一緒にいたりして大丈夫？」

『あー、変装あんまり好きじゃないしなぁ…私は全然いいけど、紬さんに迷惑かかりますしね…うん、念のため変装します！パパッと準備してくるので15時半に玄関集合で！』

私は広げられた数冊の脚本を抱えてそそくさ部屋を出た

？

待て…今、部屋に至がいるんじゃないか？

To be continued…