忘れられない、あなたのこと…【茅ヶ崎至】 (ページ39)

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Review.36 ページ39

摂津「ふぅー！終わったー！」

茅ヶ崎「門限までに結構進めれたな」

『門限？』

摂津「あー、うちの経理担当が節約節約ってうるさいんすよ。だから0時には絶対に寮のブレーカーが落ちます」

『待って！私お風呂入ってない！』

茅ヶ崎「朝入ればいいじゃないですか」

『朝は、起きられません…』

茅ヶ崎「はぁ…しょうがないから起こしてあげますよ」

摂津「じゃあ俺は部屋に戻りますわ。おやすみなさーい」

『おやすみ…！』

バタンッ…

茅ヶ崎「いやまさか、あそこまでゲームが上手くなってるとは」

『私は至がさらにゲーマー道を極めてたことに驚きだわ』

茅ヶ崎「一流商社に就職してお金が入りましたから」

『うわ～』

昔の1500円課金は可愛いもんだったんだな…

茅ヶ崎「さ、ちゃんと起こしてやるから寝な」

『待って、着替えないと。メイクも落としたいし、お風呂の更衣室行ってくるー』

バタンッ…

さ、早くしないと…

“茅ヶ崎「はぁ…しょうがないから起こしてあげますよ」”

昔に戻ったみたい…
嬉しいけど、ちょっとモヤモヤ…

.

.

消灯ギリギリセーフ
これから遅く帰ってくること多そうだから、対策考えないとな

ガチャ…

古市「誰だ」

『ヒッ…！』

古市「あぁ、仁坂さんか。消灯のこと言ってなかったな」

『あ、いえ。茅ヶ崎さんから聞きました。もう部屋に戻るところです』

えっと…古市左京さんだよね

古市「…一応ないと思うが言っておく。世の中何が起こるか本当にわからないからな、油断はしないでおきなさい」

『ハ、ハイッ！』

古市「それじゃあ」

『おやすみなさい…！』

心配してくれたんだよね？
意外と優しい人だな…

.

.

茅ヶ崎「おかえり。ちょっと遅かったね。場所わかんなかった？」

『ううん。ちょっと古市さんと話してただけ』

茅ヶ崎「ふ～ん」

『何？』

茅ヶ崎「いや別に。布団出しといたから」

『ありがとう…あ、枕出さなきゃ』

茅ヶ崎「そういや、枕変わると寝られないんだっけ」

『うん…あ、この箱の中にあるはず…』

ビリビリ…

『あったー！』

茅ヶ崎「っ！…その、抱き枕」

『え？…あ』

仁坂A失態を起こしました
私は枕と抱き枕が変わると寝られない体質です
そして！その抱き枕は昔、至からプレゼントされたものなのです！！！

To be continued…