忘れられない、あなたのこと…【茅ヶ崎至】 (ページ20)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:127,465 hit

Review.18 ページ20

立花「至さん…どうですか？」

茅ヶ崎「…そこまで言うなら、僕はいいですよ。監督さんはいい？」

『？！』

立花「至さんが良いと言うなら…でも、普通の私たちの公演もありますので、公演予定やキャストなどの話をまたさせてください」

桂「ありがとうございます！もちろんです」

棚田「私どもも全面的にバックアップしますので！」

ゲームオーバーだ…もう逃げられない

茅ヶ崎「よろしくお願いします、仁坂さん(ニコッ」

『っ…はい、茅ヶ崎さん(ニコッ』

握手しちゃったよ…手汗大丈夫かな…

桂「やっぱり俺の目に狂いはなかった」

『どういうことですか？』

桂「俺が今回の役者探しで大事にしていたポイントが３つある。1つ目は華があること。その役者が動いただけで客を一瞬で魅了できなきゃな。２つ目はもちろん演技力」

棚田「ここまでは大体の人がクリアできるんですけど…」

桂「最後に仁坂、お前だ」

『は？』

桂「その役者とお前が並んだ時に雰囲気が合うかどうか、仁坂の輝きに負けないか、愛し合っている様子が浮かぶか…」

茅ヶ崎「え？」

立花「たしかに、2人並ぶとオーラがすごいっていうか」

桂「今まで仁坂のやってきた恋愛ドラマ、映画で俺は一度もお前のレベルにあった男を見たことがない。だから現実でも恋人ができないんだ。でも、やっと見つけたんだよ」

ドーンッ！って今頭の中でカミナリ落ちたよ…さりげなくディスられた気もするし
しかも桂さん、それ、私の運命の人見つけた！って言ってるようなもんだよね？

今すごく怖くて、至の顔見れない…

桂「そうだ！2人とも、今から少しエチュードをやらないかい？」

立花「良いですね！私も見たいです！」

うっ…そんなキラキラした目で見つめられたら…

『私は大丈夫です…』

やらざるおえないじゃない！

茅ヶ崎「僕も少しなら」

立花「もうすぐ夏組の稽古が休憩に入るので、稽古場を少し借りましょう！」

To be continued…