#１９６ ページ48
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クラスの準備半分、ステージ発表の準備半分。
高校生活最後の文化祭がこんなに忙しくなるのなんて思ってもみなかった。
クラスにはステージ発表のことを告げてあるから、『練習行ってくる』と言えばみんな快く送り出してくれるのはありがたい。
7月半ば。
文化祭まで、あと2週間を切った。
バンドの仕上がりも、急遽結成したにも関わらず良い感じに仕上がっていた。
龍「やっばツインギターって変な感じやな」
メンさんの楽器屋のスタジオで、今日の練習。
今でも龍友くんの言ったその違和感は消えない。
『キーボードがいないのも変な感じ』
北「どっちかキーボードできればいいんすけど … 」
『2人のせいじゃないよっ』
今までやってきたことと違うメンバーでやってるんだから、違和感があるのは仕方ない。
癖や楽器だって違うんだから、根本的に音が違う。
それは、どうしたって変えることはできない。
リサさんの特訓と、温まってきた喉の調子は確実にあの時の私に近付いてきている。
でも、まだ納得のいく仕上がりには程遠い。
壱「そんな力んだって、しょうがないっすよ」
そのせいか、ベースの音も固くなっていてしなやなか伸びが表現できない。
そんな私を見て、後輩2人は休憩がてら話を変えてくれた。
北「そういえば、一部の先生しか知らないみたいなんですけど … 文化祭にスペシャルゲスト呼ぶって話があるみたいですよ？」
『それ3年の間でも噂になってた。去年、そんなのなかったじゃんね』
壱「そうなんすよ、そこなんすよ」
龍「んで、そのスペシャルゲストってのは？」
そこは2人して首を横に振った。
北「そこが分かんないからなんかムズムズしてんすよぉ」
壱「 … もしかしたら、あのオーディションで優勝した人たちなんじゃないかって1年では噂になってます」
チクッと心に刺さる。
龍友くんが心配して、私の顔色を伺う。
�狢臂翩廰瓩辰動嫐�を込めて微笑み返す。
『それ、会場最高に盛り上がるやつじゃん』
龍「そうやなぁ、俺ら負けるかも … ？」
『 … 負けてらんないよ』
あの時、優勝するはずだったのは��AGEHA��
でも、現実優勝したのはあのチーム。
… 負けてたまるか。
寄せ集めたメンバーかもしれないけど、私たちにはあのチームと戦って勝ったという実績はある。
仕舞いこんでいたあの時の感情が、色濃く思い出される。
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
