#１２８ ページ30
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終業式も終わり、やっと冬休み。
っていうのが、一般的な考え。
私たちにそんな浮かれてる暇はない。
玲於も終業式で午前中だけだからと学校に現れ、AGEHA4人で集まる音楽室。
これも、冬休みが終わればなくなってしまう。
それは、涼太くんとのお別れも近いということ …
玲「そんな浮かない顔して、今回は気合足りないんじゃないの？」
『そんなことないよ、気合は … 十分、かな？』
涼「なんで疑問形？」
龍「まぁ、これで俺ら4人でこうして音楽作るのが最後かもしれないからやろ？」
そんなにはっきり言わなくてもいいじゃないですか、龍友くん …
色んなことが起きて、一生分の悩みを抱えてるんじゃないかってぐらい悩んでること多いんだから。
そんなポンッと言われたら、我慢してたものがまた溢れてきちゃうじゃん …
『うぅ … 終わりたくない … っ』
涼「あぁ、龍友くんが泣かせたぁ」
龍「お、俺！？どんだけ気持ちナイーブになってんねんっ」
「おいで」と涼太くんに手を伸ばされて、戸惑う。
だって、玲於がすぐそこに …
――――――――――ポンッ
玲於と目が合ったと思ったら、肩を押されて涼太くんの腕の中に押し込まれた。
『どうし … っ』
『どうして』と彼に聞きたかったのに、そんなタイミングで騒がしい後輩たちが音楽室へ乱入してきた。
北「Aせんぱ … 、いっ！？す、すみませんっ。出直してきますっ！！」
『い、いいよ、大丈夫 … 出ていかれる方が恥ずかしい … 』
涼太くんの胸を軽く押して離してもらい、頬に伝っていた涙をセーターで拭う。
壱「ほんと空気の読めないやつですみません」
龍「いや、北ちゃんの勢いに少なからず俺は救われたで … 」
さっきの龍友くんの一言は北ちゃんの勢いでかき消されて、気持ちを切り替えるように深く深呼吸をする。
北ちゃんと壱馬が就業式も終わったのに帰らずにいたのは、やっぱりAGEHAの結果が気になっているかららしい。
壱「こいつがどうしてもAGEHAの結果を生で見届けるまでは帰らないってうるさくて」
北「俺は、皆さんが最終審査に行けるって信じてますからっ！」
『 … ありがと、2人共』
こうして応援してくれている声を生で聞くのは、嬉しくてたまらない。
結果がどうであれ、こうした子がいれば��AGEHA�瓩鷲颪ぢ海韻襪海箸�できるって思ってたから …
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！！これからもちょこちょこと頑張ります！ (2019年9月10日 7時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください！続きがある気になります！ (2019年9月9日 21時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - aoiさん» いつもありがとうございます！！やっぱそのお話が人気ですね！これは最有力候補...これからも、純情不協和音をよろしくお願いします！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - bluestarさん» 占ツクでの連載はお待ちくださいm(*_ _)m (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - いつも読ませて頂いてます！いま募集している内容のことなんですが、涼太くんと隼のストーリーが見たいです！純情不協和音も楽しみにしていますので、これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 76f60be2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年8月21日 14時
