#１２３ ページ25
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その日はAGEHA3人で早退して、あの場所へ向かった。
私はずっと涼太くんの手を握って、何も言わずに繋いでいる手を親指で手の甲を撫でてくれる涼太くん。
この優しさにももう甘えてられなくなるんだって思いながら、地下へと続く階段を下りていく。
扉を開ければ、そこに居たのは岩さん。
岩「あれ？お前らまだ学校じゃ … 」
涼「今日はおサボりです」
岩「王子も一丁前に不良の仲間入りか？」
冗談を言ってるも状況を一気に把握した岩さんは、リサさんを呼びに行ってくれた。
奥から出てきたリサさんは、オレンジジュースの缶を渡してくれて。
リ「よく頑張ってんな … 」
一言で、ずっと堪えてきた色んな感情が爆発して、子供のように声を出しながら泣いて泣いて …
そんな私を嫌がる素振りも見せず、抱きしめて背中や頭を撫でてくれた。
『もう、何も信じていいのかわかんないんです … っ』
ため込んできた言葉が一気に溢れ出てきて止まらない。
リ「何信じていいのかわかんなくてもさ、自分の仲間を信じてあげなくてどうするんだよ」
『玲於を … ？』
リ「玲於も、涼太も、龍友も、今までAを助けてきてくれた人たちみんな」
リサさんはコツンとおでこを合わせて「わかってんだろ？」と付け足す。
リ「それでもAを裏切るようなやつがいたら、私がぶっ飛ばしてやるよ」
リサさん、カッコイイ。
何回でもそう思う。
涼「玲於がどんな選択をしたって、Aは玲於のことを嫌いにならないでしょ？」
『 … うん』
龍「玲於はAに嫌われたら、それこそおかしくなってまうわ」
リ「それ、お前が言うの … ？」
龍「うっさいわ！！過去の話蒸し返すんやめろちゅーの！！」
2人のやり取りを見ていたら、可笑しくて顔が綻んでた。
何度だって、何があったって乗り越えてきた。
一人の力じゃなくて、みんなの力を借りて。
この、最高の出会いがあったから、今こうして悩んだり苦しんでるんだ。
それも、いつかは過去の話になって、笑って話せるようになる。
涼「元気になった？」
リサさんと龍友くんが良い争ってるのを見ながら、涼太くんがすっと隣に来る。
『涼太くんは、ホントに私のことよくわかってますね』
涼「だって、Aの彼氏候補だから」
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！！これからもちょこちょこと頑張ります！ (2019年9月10日 7時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください！続きがある気になります！ (2019年9月9日 21時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - aoiさん» いつもありがとうございます！！やっぱそのお話が人気ですね！これは最有力候補...これからも、純情不協和音をよろしくお願いします！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - bluestarさん» 占ツクでの連載はお待ちくださいm(*_ _)m (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - いつも読ませて頂いてます！いま募集している内容のことなんですが、涼太くんと隼のストーリーが見たいです！純情不協和音も楽しみにしていますので、これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 76f60be2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年8月21日 14時
