#１１２ -RYOTA side- ページ14
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Aからの提案を断る理由なんて、僕たちにはない。
Aがやりたいようにやれるようにサポートできればと、ずっと思ってきた。
ミニライブは成功して、校庭で部活をしていたサッカー部や野球部が歓声をあげ、教室の前で見ていた子たちは歓声よりも拍手の方が大きかった。
初めまして人前で披露したことが気持ち良かったのが、Aはとびっきりの笑顔で振り向いてくる。
『これなら、大丈夫だよね … ！』
「Aはこんなんで満足？」
ちょっと意地悪。
こんな小さなところで満足してるようなら、これ以上上なんていけない。
両親がそうだったように、向上心が強い人が上に登っていけるっていうのを目の前で見てきた。
彼女の答えは、僕が求めていた100点満点の答え。
『もっと、いろんな人に聞いてもらいたいに決まってるじゃん！！』
これでこそ、僕の愛した人。
「だよね、そう言うと思った」
その後、先生たちに止められてこっぴどく叱られた。
先生「進路で悩んでる生徒たちに悪影響を及ぼしたらどうするんですか … ！？」
まぁ、この発言に腹を立てるのは目に見えていた。
案の定、Aは先生たちに向かって口答えするんだけど、これもまた迫力があって …
『夢を応援することができるなら、やってもいいってことですか！！』
口ごもる先生たちに上級生である僕と龍友くんが前に出て、この場を収めた。
「僕も龍友くんも、しっかり進路に向かって進んでいます」
龍「こんな俺たちでもやればできるってとこは、生徒の見本にでもなれるようなもんだと思うんですけど？」
僕の両親を知ってるからか、先生たちはそれ以上何も言ってこなかった。
ちょっとムカつくけど、こういう時に両親の名前が役に立つんだよね。
たまにはたまには食事でも … なんて思うけど、そんな時間がないのは両親の方だから実現しないだろうけど。
先生たちが乱入してからほとんどの生徒は逃げていったのに、あの2人だけは教室の外で一部始終を見ていたらしく、また目を輝かせている。
『そ、そんなところにいないで … 入ってくる？』
北「い、いいんすか！？」
壱「 … じゃ、俺は帰るから … っ、ちょ！？」
金髪の子が、黒髪の子を無理矢理引きずって教師の中に入ってきた2人。
玲於は敵を威嚇する獣のように、2人のことを睨んでいた。
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！！これからもちょこちょこと頑張ります！ (2019年9月10日 7時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください！続きがある気になります！ (2019年9月9日 21時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - aoiさん» いつもありがとうございます！！やっぱそのお話が人気ですね！これは最有力候補...これからも、純情不協和音をよろしくお願いします！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - bluestarさん» 占ツクでの連載はお待ちくださいm(*_ _)m (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - いつも読ませて頂いてます！いま募集している内容のことなんですが、涼太くんと隼のストーリーが見たいです！純情不協和音も楽しみにしていますので、これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 76f60be2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年8月21日 14時
